★ 言葉としてはよく使われる『戦略』だが、
戦略を考える人、考えたことがある人は、そんなにいないのではと、思ったりする。
大体、戦略的にものを考えなければならぬ立場が少ないし、仮にそんな立場になっても、そういう発想をする人は少ないのではと思っている。
そんななかで、大阪の橋下徹さんは、『戦略的』に物事を考えているのだと思う。
それを『具体性がナイ』などと称する評論家や、学者は、専門知識はお持ちだが、『戦略的な発想』は経験がなく、『戦略』そのものが解っていないのではと思ったりもする。
★一般的には、『戦略』』ではなくて、『戦術論』を展開しているのだと思う。
これは間違いなく具体性がナイと、殆ど意味をなさないように思う。
イベント展開でも、営業政策でも、人事管理でも、いろんな政治的な対策でも、一般に見られるのはその殆どが『戦術論の展開』である。
私が間違っているのかも知れぬが、『戦略的発想』には、具体性などナイことが多い。
3年ほど前に、NPO 法人 The Good Times を立ち上げた。
『異種、異質、異地域をみんな繋いで楽しくいい時を過ごそう』という基本コンセプトで、それが目的の、それが実現できる『戦略的な仕組みの構築』を目指したのである。
それをNPOの理事さんに説明するのに困ってしまったのである。
『このNPOは、何をするのですか?』 という質問が圧倒的に多くて、
『このNPOはトータルシステムを創るだけで、NPO 自体は何もしません。』と応えていたのだが、それが解って貰えなくて困ったのである。
大阪の橋下さんのやろうとしていることに『具体性がナイ』という指摘と同じなのである。
★3年経って、今のホームページは、具体的に説明出来る事柄も多い。
入会される団体会員さんは『戦術的に』理解されているだけで、『戦略的発想』でこれを使おうとされているところは少ないのだが、
ホントは『戦略的発想』でこの仕組みを使われたら、これは十分利益法人としてやられても採算に乗る仕組みに仕上がっている。
そんな『戦略的な発想』で展開しようとされているのが、
『孫文を語る会』で、これは元川崎重工の社長の田崎雅元さんが理事長をされていて、現役当時からのお付き合いなので、何となく理解されているのだと思うのである。
★これは身近な実例だが、
Wikipediaで『戦略』と検索したらこんな解説が現れた。
戦略は、一般的には特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である。
概説戦略は特定の目標達成のために、総合的な調整を通じて力と資源を効果的に運用する技術・理論である。ただし戦略の定義は時代・地域・分野によってその意味は異なる。
戦略はもともと戦争術から戦術と併せて分化した概念であり、軍事学の専門用語であった。
戦略の研究は途上にあり、また日本では戦後に企業の経営戦略のように使用されたり、経済戦略・外交戦略のように政策と同義語として使用されることも多く、また戦略的という形容詞が多用されることも重なって、その定義は拡散している。
などとの記述があるが、なかなか解ったようで解らないのである。
★昨夜だったか、
野田総理とU35の若い人たちとの番組を見てその議論を聞いていたが、
少しは戦略的な発想もあるのだが、
全般には現状からの延長線に上の戦術的な展開が殆どで、
年金対策などでも橋下さんの『戦略的対応』とは、だいぶ差があるなと思いながら見ていたのである。
★ごく最近、また、『戦略的な発想』に掛けている時間が多くなった。
最近の、こちらもブログ
『戦略、戦術、戦闘』も、
『未来にはばたくみっきぃタウン』も、
周りにいる『仲間たちに向かって』 何となく解って貰えるように、『発信』しているのである。
身の周りの具体的に起こっているいろんなことを、
『異種、異質、異地域』であっても、これを出来れば全部繋ぐことが出来るような、『トータルの戦略的な対応』を、などと途方もないことを考えているのである。
こんなの『今の時点』で、『具体的に』などと言われても、なかなか説明は難しいように思うのである。
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