★ 私には4人の孫がいる。
息子のところに一人、娘のほうに二人、みんな男の子ばかりである。
娘の家族がまだ西神にいたころに、ちょうど小学校2年生ぐらいだったからだと思うが、娘のほうの孫の真ん中、門野真也が私に一番つきまとった。
魚や、カブトムシや生き物が好きで、川に行こうとか、公園に行こうとか、一番面倒をみてやった孫である。
その頃兄貴は既にサッカーに夢中だったが、真也のほうはサッカーよりは川で魚を取るほうに興味があったようだし、運動神経は、これはもう一つだなと思っていた。
その頃の、左が真也、右は末弟の哲也、二人ともとても運動選手には程遠い、単なるデブである。
これは三木のホースランドパークでの写真だが、この年代にアメリカにわたって、二人ともサッカーを始めたのである。
アメリカの個人を育てるシステムのお蔭で、どんどん成長した。 有力クラブに入りたいのだが、『デブはダメ』と落とされて、2年間掛かってやっと念願のStrikers に入れた頃の真也と3兄弟である。
末弟はまだまだ、デブである。
その後、真也のサッカーはどんどん進化して、全米大会にも出場したり、その大会でのベストイレブンにも選ばれたりして、昨年 UC Berkeley へのサッカーでの推薦入学が決まったのである。
その真也が、今日 Facebook の写真を変えた。
今月から、めでたく名門 UC Berkeley の大学生なのである。
誰に似たのか、無茶苦茶真面目で努力家だと云っていい。
サッカーも生まれつきの天性でここまで来たよは言い難い。 人一倍の努力でこんな結果になったのだろう。
いまから、まだまだ伸びるのか、もう伸び切ってしまっているのか?
そのあたりはよく解らないのだが、多分頑張り抜くようなそんな気もする。
こんな新人たちとの競争を勝ち抜いて、頑張って欲しいと思う。
アメリカ社会では、ホントかウソか写真を写すときは、にこやかに歯を見せるようにと教えられるらしい。
彼の写真もそのほとんどが歯を見せていて、私はどうも、それはもう一つだと思っていた。
この二つの写真はいずれも歯を見せていない。 唯一の日本人らしくていいと思う。今後の覚悟が自然に現れているのでは、と思いたい。
大学での競争は既に始まっている。
結構レベルの高い競争だろうから、それに負けずに勝ち抜くことは、彼のこれからの人生にとっても、いい経験になるのだろう。
頑張れ、真也‼ 日本から見守ってやりたい。