★ 昨日『二輪文化を語る会』にSPA直入に関連して投稿した。
いま、直入を担当している林英治くんが直入の懐かしい写真をFacebookにアップしたのでそんな気になったのである。
盛会で結構である。
バックに見えるやまやまが懐かしかったし、
昨日は何故か『岩城 滉一』の検索から、このブログにも1000近いアクセスがあったので、
彼が愛した『SPA直入』であったことも、そんな気にさせたのかも知れない。
そのまま転載する。
SPA直入、今日はレース開幕のようです。
林英治くんがアップしてくれています。
SPA直入は私にとっては想い出多い懐かしいサーキットです。
私のブログ雑感日記で『SPA直入物語 1〜5』で纏めていますが、
それを纏めて頂いている方もいます。
http://kmiya.grgrjapan.com/archives/808.html
時間がある方はぜひご一読頂きたいと思います。
このサーキットを造ろうと思い立ったのは、各メーカーが競ってレーサーレプリカを世に出していた時期でした。
それを買ったユーザーたちは、走る場所がなくて峠に集まり『峠族』などと言われた時代です。
日本のどのサーキットも当時は、一般車両の走行を認めていませんでした。
『一般車両で、一般の人たちが走れるサーキットを造ろう』と故岩崎茂樹君と二人で、素人がいろいろ調べて造り上げたサーキットなのです。
その時、あるメーカーの方に言われました、『サーキットはいいけど死者が出ますよ』と、『その時は大変ですよ』と。
確かに大変な問題だとは思いましたが、公道の峠道よりは安全だと思いましたし、小さなサーキットですがコースの幅は鈴鹿なみに、安全地帯は最高に広く、日本では珍しい左回りになっているのは、カーブが登りでその方が安全だと思ったからです。
具体的なコースレイアウトは岩崎君が全て設計したのです。スタート以来確か一人の死者の出ていないと思います。
ちなみにSPA直入の名付け親も岩崎茂樹君で、『スパ』は温泉のSPAとベルギーの有名なスパ=フランコルシャン(Circuit de Spa-Francorchamps)とをかけて名づけられています。
SPA直入のオープン当日は4000人の一般ライダーたちが自分の車で集まりました。
清原明彦や金谷秀夫君が先導してくれて、日本で初めて一般車がサーキットを走った記念すべき1日でした。
開会式で挨拶した直入町長は、『有史以来この直入町に初めて4000人の人が集まった』と挨拶されたのを覚えています。
日本の場合、どうしてもタテ型社会で、レースの世界でも、レース界などと言ってその枠の中だけに留まってしまう傾向があります。
レースはMFJが厳しく資格や規定を造ってその中で実施されます。それはそれでいいのですが、もう少し門戸を広げないので一般ユーザーは、レースは特別なものだと思ってしまうのだと思います。
昨年、丸山浩さんのWith Me が袖ケ浦サーキットで主催された『マル耐』を見せて頂きましたが、一般ユーザーが自分の愛車でサーキットをレース形式で走れる、そんなレースでした。
この『二輪文化を語る会』のメンバーにもなっておられる濱田須磨子さんは、初めてサーキットを走り、初めてレースを体験したのです。
そんな普通の人が、普通に参加しいろんな体験を積まれることで、『文化』などは生まれるのではないかななどと思っています。
そういう意味で二輪の世界も、もっと普通に世の中に入って行かなければ、市民権が得られないなと思っています。
SPA直入を担当されている林英治くんが先日の投稿の中で次のように述べています。
『サーキットでのスクールと言えばレーシングスクールと思われがちですが、今や純にレースで勝ちを追求するライダーよりもう少し自身のスキルを上げカッコ良く乗りたいという気持ちからスクールを受講する方が大半となっています。
その事から今年は今まで私共サーキット側とは繋がりの無かった、地元大分県 二輪車安全普及協会主催のグッドライダーミティングとのコラボレーションも予定しており、二輪文化の定着に少しでもプラスになればとの思いを元に運営しています。
今週末はSPA直入での開幕レースです。昨年から大きく参加台数も増え幸先良いスタートが切れそうです。』
そんな方向がいいなと思っています。
★Facebook の『二輪文化を語る会』は、こんなメンバーが集まっています。
未だスタートしたばかりですが、結構賑やかにやっています。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
★『異種、異質、異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』というFacebookページです。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。