★久しぶりに我が家の玉石を洗ったので、Facebook にアップしたら、沢山の「いいね」を頂いた。
我が家の庭、もう40年近くにもなるのだが、当時はこの団地でも石組みの住宅が普通だったが、最近新築される家では「石組み」など見ることができない。みんな簡単な施工で、見た目だけは綺麗になっている。
昔のお城の城壁も、ヨーロッパなどの古い街並みも、世界中にあちこちに石積みされたものは多い。
セメントも何も使わずに、長年そのまま維持されているのは、それぞれにその石組の技術みたいなものがあるのだろう。
我が家の庭も、昔の庭師の人が独りでコツコツと仕上げてくれた。自然の石を組み合わせて、仕上げていくさまは、これは特殊技術だなと感心していたものである。
一応はセメントで繋ぎ目を埋めてはいるが、石の組み方でこちらには絶対に倒れないようになっているのである。
これは、ガレージの下を小さな池にしているのだが、最初からこのようになっていたのではない。
はじめは一番奥に小さな四方形の池があっただけなのである。新しい家にはどうしても念願の池が欲しかったことからスタートしている。下も右側の壁もコンクリートのむき出しで、石など貼っていない。経済的にそんな余裕などなかったのである。
この池を造ったのは、最初から言えば10年も後だろう。最初の池は「一番後ろを池にしても車が落ちたりはしない」という発想からだったが、T字型にしても大丈夫だと気付いて藤本さんに云ったら、石組みなどそこから先は藤本さんの発想である。小さな池に石の橋まで架かって、その横には小さな植物が植えれるように造ってくれたのである。
右側の側面は、最初はセメントむき出しだったのだが恰好はよくなったが、その分ガレージの幅が狭くなって、大きな車は入れることができないのである。でもこれは、庭師藤本さんの傑作だと思っているので、私としては大いに気に入っている。
多分世の中にこんなガレージは我が家だけだと思っている。
★大阪城の城壁は小豆島の石が使われているそうだが、石はみんな小豆島からのものだと、藤本さんが私に自慢していたのだが、それがどのくらい、どのように違うのかは、私自身は何も解っていない。
最近になって、こんなことにも関心ができて、石組みをされているお宅などの石や、その組み方などを見てみると、当時藤本さんが、「俺は造園屋とは違う」とよく言っていた意味が解るような気がする。
世の中、すべて機能優先だが、FBのコメントで、田原さんにも、松澤さんにも、このようにいって頂いて、藤本さん聞いたらめちゃ喜ぶと思う。
藤本さん、私よりは少し上である。ずっと音沙汰ないのだがお元気なのだろうか?
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