★ こんな記事が出ていた。
川崎重工業は、どちらかと言うと地味な会社で、こんなニュースのトップにはあまり出てこないのだが、
こんなニュースが出ていてビックリした。
http://news.livedoor.com/article/detail/9674997/
これを見る限り、大きくなる会社は川重以外にもいっぱいあるのだが、普通注目されない地味な川重なので、そんな意外性みたいなもので見だしになっているのだと思う。
川崎重工業が新聞のトップ記事を飾ったのは、 クーデターと言われたj長谷川社長解任劇 の時ぐらいのものである。
あのときはいろいろ言われもしたが、その後は順調に安定しているのは、7つの各事業部門がそれぞれ頑張っている結果なのだろう。
10年後大きくなる理由が、二輪事業かと思ったらそうではなくて、防衛産業の潜水艦とか航空機だと言う。
『大きくなる』 と言う意味が『売上高が大きくなる』 と言うのなら、結構二輪事業も脈ありだと思うのだが、『二輪事業』はなかなか注目はされないのである。
でも現在、多分まだ一番大きな売上高を誇っているのは、唯一量産部門の二輪部門のはずである。
最近、確かに航空機部門の売上高が好調でほぼ並んでいるのだろうが、売上高分布はこんな感じなのである。
かって川重は造船部門からのスタートだし、造船が新しい新事業の各分野を独りで支えてくれた時期が10年も続いたりしたのだが、現在は売上高では最小部門になってしまっている。
その造船の例でも明らかのように、時代とともに、世の中の変化は激しいのである。
これからの10年は、間違いなく過去の20年以上の変化をもたらすだろう。
記事の中を拾ってみると、こんな表現がなされている。
ここから10年間、日本企業はこれまで経験したことのないような変化に襲撃される。しかもその変化は急激かつ急速に、旧来の競争のルールを一変させていく。手をこまねいていればひとたまりもない「即死時代」がやってくるのだ。
「まず今後数年で起きるのは、水素カーに代表される燃料電池車の急速な普及です。、先行しているのがトヨタ。
燃料電池車の普及と並行して進むのが電気自動車の発展で、「電気自動車が次世代カーの中心になれば業界の風景は一変する。なぜなら、電気自動車は電池とモーターを買ってくればどんな企業でも作れるプラモデルのようなものだから。
さらに、自動車業界を大きく揺るがすのがグーグル・カーの台頭だ。
自動車業界と並んで日本のモノづくりを支えてきた家電業界は、衰退する。
製造業の主役に躍り出るのは、一つには「防衛産業です。中国経済が失速する中で、今後は米国1強時代が復活する。日米同盟はより強化され、安倍政権の政策方針もあって、防衛産業が一大企業群になっていく」。具体的には、「次世代潜水艦を製造できる三菱重工業、川崎重工業や航空機エンジンに強いIHIなどが大きくなっていく」。
意外かもしれないが、工作機械メーカーも主役に浮上する。先進各国で高齢化が進んだり、「中国で人件費が高騰するなど新しい労働問題が発生する中で、ロボット化、オートメーション化がこれから急速に進むから」。
金融業界も大きな変革期を迎えそうだ。「電子マネーの普及とスマホ決済の進展」がその理由。「今後は日本でも現金の使用量が2割減るとも言われている。
保険業界にしても、遺伝子検査で自分の寿命がわかる時代にあって、人々の「いつ死ぬかわからない不安」を取り込んできた生命保険会社のビジネスモデルはどこまで維持できるのか。
百貨店は、「高嶋屋や三越伊勢丹では一日1000万円単位で買い物をする外国人の超富裕層が押し寄せる。
これから10年、先進各国の消費の巨大トレンドは、安全、安心、健康といったテーマに移行しているというのが世界の常識で、たとえば、「和食ブームはこうした流れの典型で、10年後には醤油やお茶など、これまでは日本人しか買わなかったような商品が欧米や新興国でも売れるようになる。
こんな職業は、10年後にはなくんなるという。
10年後川崎重工が大きくなってることを期待する。
それまで、い切れるかどうかは解らぬが、少ない株だが、多分株式だけは保有しているに違いないのである。