★先日のブログに
『ムツカシイことは出来る限り公言して退路を断つのは50年間続けている私のやり方なのである。
それくらいにしないと、なかなかムツカシイことは実現しないのである。』
などと書いた。
まあ言えば『有言実行』の部類なのだが、もう少し掘り下げて『私の生き方、考え方&意見』として書いてみたい。
確かに、会社の仕事などではずっと公言して退路を断つようなやり方でやってきた。
極端に言うと、それを業界紙などに発表して『カワサキはこう行く』とその進む方向を明らかにしてことを進めてきた。
これはグループのリーダーとして、全軍に進む方向を明らかにしたということで、決して個人的な進路、方向ではなかったのである。
●1972年当時の『カワサキの特約店制度』、
●1976年の東南アジアへのCKD事業への取り組み
●1979年の新国内販社体制
●1983年度の単車事業再建対策
●1989年からの国内販社7万台への挑戦など
などなどは全て有言実行で、 その殆どがその目標通りに実現をした。
振り返って考えてみると、それは団体行動だったから『有言実行』が機能したような気がする。
その取り組みもよかったのだが、それ以上に運が良かったし、一緒に協働してくれたメンバーや、その時の商品などにも援けられて、それは実現したのである。
団体行動の場合は、特にそれがムツカシイ場合は、『有言実行』でない限り、『不言実行』などでは決して達成など出来ないのではないかと思うのである。
★ネットでいろいろ調べてみると、
不言実行、というのが本来の使い方です。口には出さないが、やる。というのが元々ですが、口に出して退路を断って行うと言う様子を指す言葉として有言実行と言う言葉が最近使われています。もちろん本来は「不言実行」ですが、今、会社などでは、「自分で言ったことは、責任を持って実行しなさい」、と言う意味で、この「有言実行」はよく使われています。
「不言実行」は、奥ゆかしさをもって尊しとされていた時代のもので、今では下手をすると、実際に実行するまで、または、実行しても人にはわからず、かえって誤解されてしまうケースもあります。
また逆に、口先ばかりで、実際には殆んど何もしないという人もいますでしょう。
会社の中でも、立派な意見は言うけれど、全然実行が伴わない、という人も結構いるようです。
これをいさめる意味で、「有言実行」という言葉が使われているわけです。
などと書かれてあって、元々は『不言実行』 しかなかったのに、会社で『有言実行』が使われるようになったと書かれているようである。
●『有言実行』で画像検索したら
こんな画面と なぜか 本田選手の写真などが載ってたし、
●『不言実行』で検索したら
こんな画面と 原田選手が載ってたりしたが
本田選手のACミラン入団などは、『有言実行』と言うよりも、『夢の実現』といったほうがいいような気がする。
★元々、存在したという『不言実行』は、 あくまでも個人の行動の規範のようなものだという気がする。
会社のことでは全て『有言実行』で対応してきた私だが、個人でやっていることは、その殆どが、『不言実行』で、その結果を『情報発信』したりしている。
●日記を20歳のある日から付けだした。その理由は『蒋介石が30年日記をつけてるのはエライ』と新聞に書いてあったので、『日記を書くぐらいは出来るだろう』とスタートしたら、81歳の今まで続いているから、もう60年になる。30年以上日記を書き続けますなどと公言したことは一度もない。
●70歳の頃、膝が痛くて、外科に通っていたが、『こんなところに来るよりも家でストレッチをした方が、ホントは効くよ』と外科の先生に言われて始めたストレッチは、続けて、もう10年になった。お陰さまで、三木市の体力測定に行くと『柔軟性は20歳』という評価が出る。それが全体のレベルを上げて『体力年齢は44.4歳』と出るのである。 毎日最低40分のストレッチは欠かさない。
●ツイッターのフォロワーが4月には40万人になるだろう。これなども単純作業を毎日続けているだけのことである。
これらは、いずれも『そんなにムツカシイ』ことではナイ。
やろうと思えば、勝手にそれこそ『不言実行』でいいのである。
やり続けたら、結果はなかなかカッコいい。
一般の方にお勧めは、『不言実行』である。
人間の『生き方』 としてはこちらの方が、いいように思う。
個人はそんなに気張らずにやりたいことを自然に黙って実行すればいいように思う。
でも団体を引っ張るには、『明確なコンセプト、目標』があった方が断然いい。
★English Version です。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
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