★昨日は慰安婦問題に対する橋下徹さんの発言『慰安婦制度は必要だった』と題してブログを発信した。
この問題は、橋下さんの登庁時の記者会見の中で、
高石さんの『侵略発言』についての意見を聞かれた中で、橋下さんの方から例として語られたものである。
その『ノ―カット版』がこれなのだが、確かに新聞報道で書かれたことを言ってはいるのだが、
その真意は新聞の見出しになっているようなものではナイ。
そして退庁時に記者からの『慰安婦問題』の質問があって、その中でもホントに最後の方に『慰安婦制度はいいとは言わないが、当時としては必要だった』と一言話の流れの中で発言したら、それが見出しになってしまったのである。
その時思った危惧が現実のものになっている。
ブログに取り上げる前に、この問題も橋下さんのノ―カット版のテープを聞いてみた。
二つで10分以上もあるのだが、その発言内容は何等問題はないのだが、マスコミに流れたら、果たしてどんなことになるのか?
非常に問題だなと思って、昨日のブログは書いている。
その通り以上のことになってしまっている。
取り上げている人たちは、新聞報道がベースだから、その報道が橋下さんの真意と違っていたら、橋下さんの発言が誤解されたままの批判になってしまっている。
これは、非常に怖いことである。
それがある程度解っているから、政治家は建前しか言わないのだろう。
然し、ネットと言う自分で発信出来るシステムも今はあるのだから、
もう少し『本音のトーク』が聞いてみたいのである。
★昨日、今日、橋下さんがツイッターで発信された長文の要約である。
そんなにおかしなことを言っているわけではナイ。
ご一読、頂きたい。
第二次世界大戦について侵略と植民地政策の歴史認識は日本国民は敗戦国民としてしっかりと持たなければならない。しかし日本国「だけ」がいわゆる慰安婦制度を持ったレイプ国家だと言う批判についてはきちんと反論しなければならない。現在において慰安婦制度を肯定するのではない。
第二次世界大戦当時は、戦場の性の対応策として、いわゆる慰安婦制度なるものが必要とされ、日本国だけでなく世界各国も同じような制度を活用していた。国の関与の仕方は様々であるし、現地の私娼を利用していた国もある。いずれにせよ、戦場に性を切り離すことはできなかった。これが歴史上の事実だ。当時意に反してそのような職に就かざるを得なかった方は大変不幸であり、その心身の苦痛は筆舌に尽くし難いものがある。
日本の慰安婦制度を正当化するつもりはないが、僕らの世代以後の多くは日本国だけが慰安婦制度を持っていたと認識している。従軍慰安婦問題の報道等でそのように刷り込まれた。これは誤りだ。第二次世界大戦当時、日本国軍だけでなく、世界各国の軍もいわゆる慰安婦制度を活用していた。当時は必要とされ、これが戦場での性の現実だ。今後は同じことは許されないが、当時はそうだった。日本だけが不当に侮辱を受けることには反論しなければならない。
日本国が慰安婦制度を抱えたレイプ国家なら当時の世界各国も全てレイプ国家だ。
この大原則を踏まえた上で、それでも重大な事実誤認によって日本国が不当に侮辱を受けることに関しては、きっちりと主張しなければならない。
日本の慰安婦制度が世界的な非難を浴びているのは、国を挙げて暴行脅迫をもって女性を拉致して慰安婦にさせたとされている点。この点については2007年の閣議決定で、それを裏付ける証拠は見当たらないとなっている。ただ国を挙げて韓国女性を拉致して強制的に売春させた事実の証拠がないことも、厳然たる事実。世界が誤解しているなら、日本が不当な侮辱を受けないために言うべきことは言わなければならない。
だいたい、アメリカはずるい。アメリカは一貫して、公娼制度を否定する。建前は禁止でも、軍人の性的欲求が0になるわけがなない。何らかの解消策を真正面から考えないといけない。普天間の司令官に、風俗業の活用を進言したのは、法律違反のことをしろと言っているわけではない。朝日の記事によれば、米軍報道担当は、「法律違反の事はしない。橋下は馬鹿げている」と言ったとのこと。僕は、法律上認められている風俗業を活用しろと言ったんだ。日本国において法律で認められた風俗業を否定することは、それこそ、自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だと思う。
これまでの政府や政治家は、歴史認識になると、反省とお詫びだけで何も言わないか、それとも自己正当化だけで反省とお詫びを全くしないか、どちらかだった。敗戦国として反省とお詫びをしなければならないところはしっかりやる。ただ、不当に侮辱を受けるようなことに関してはしっかりと反論する。これが、本来の政治家の態度振る舞いだと思う。
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