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人間の可能性

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★ 人は、気持ちを入れ替えたり、ひたむきに努力をしたりしたら、どこまでも伸びるものだろうか?

私は、人は生まれながらにして、神様が与えて下さった能力以上になならないものだと思って、今までも分をわきまえて生きてきた。

野球もしていたが、一流半に成れても、一流は難しいと思ったし、プロなどは夢のまた夢、考えたりもしなかった。

勉強も、スポーツも、遊び事も、みんなそこそこで、ゴルフで言えば『ハンディ10』 そこまでは目標にはしたが、そこから先は決して望まなかったのである。

大体、全てのことに、『ハンディ10』ぐらいまでは、間違いなく努力をした。そしてそこまでは到達できた。

 

そこから先は、極めようなどとしたら、『しんどい』ばかりで『楽しさ』などない。

いわば『専門家』の分野で、そんな分野は、専門家に任せるべきだと思って、生きてきた。

 

 

★アメリカに3人の孫がいる。 3人3様、結構夢を持っている。 

長男は、なぜか日本が好きで、どう間違ったのかアタマは理数がよく出来るらしい。不思議なくらい数学の点などイイらしい。

パソコンやネットの世界もちょっと一段上を行っている。 日本に戻ってくることが夢のようである。

 

 

長男もサッカーをしているが、あとの二人はサッカーにはまっている。

次男も小さいころは日本にいたので、運動神経がどれくらいのものかはよく解っているし、末っ子に至っては、よく食うばかりで、性格はいいがスポーツなど全然ダメだと思っていた。

その二人が今、アメリカでサッカーに熱中なのである。

次男は、名門と言われるStrikersというチームに2年がかりで入れてもらえて、どんどんウマくなっている。不思議なぐらいの成長ぶりで、自分では勝手にスペインに行くことに決めて高校ではスペイン語を習ったりしている。

どうやらプロになりたいようである。 プロなど到底無理だと思うが、小学生の頃、あんなにダメだったのに高校までであそこまで行くのなら、ひょっとしたらと思ってしまうのである。

 

★ このTeam に入るのは、難しいらしい。いろいろテストなどがあって、それに通らないと入ることが出来ない。

次男は2年か3年がかりでやっと入れて貰ったのである。

ところが末っ子は昨年末、このTeam から勧誘があって、今年からTeam に合流したのだという。

 

 

念願のStridersのユニフォームだがキーパーなので何の特色もない。

末っ子は未だ小学校6年生である。

アメリカ人のチームメ―トと比べても、ぬきんでて大きい。

昨秋アメリカに行って実際にプレーを見てきたから、よく解っているのだが、下手ではないが特別ウマいとも思わない。

でも、アメリカだなと思う。昨年はオリンピック育成選手候補にも選ばれたりしたのである。

今回は、Strikers から特別の勧誘である。

その理由は、多分とび抜けて大きい背丈で、技術はあとで進歩の可能性に賭けているのだと思う。

 

このTeam 、 ずっと『デブはダメ』と言われてきた。 次男が入れなかったのは、『体重を落としてから』もう一度いらっしゃいだったのである。

『デブではない』とは言い切れない末弟が入れて貰えたことが、不思議なぐらいである。

 

 

そんなことで、こんな道を4時間もクルマを飛ばして、ラスヴェガスまで、遊びじゃなしにサッカーの試合に行ってきたらしい。

 

 

キーパーだから、全軍に指示を出すのだが、勿論英語である。

始めての試合では遠慮がちで、声も小さかったらしい。 これは2試合目だとか・・・

こう見ると、昨秋あたりに比べると、ずっとすっきりした。

減量のためずっと走っているらしい。

 

 

試合が終わると、みんなこんな子どもの世界に戻っている。

このStrikers、 今のアメリカ代表に4、5人のOBがいる。

次男のTeamのキ―パ―のお父さんが現アメリカ代表チームの監督さんなのである。

 

コーチや監督も元アメリカ代表などの実力者ばかりで、練習を何度か見たが、これは合理的で素晴らしいと思った。

アメリカの場合は、それぞれのレベルでいっぱいチームがあって、6年生の年頃だと、Irvineではこのチームが最高なのだと思う。

名門だからと言って日本のように100名も部員がいたりはしない。年齢別、レベル別に、にチームが構成されていて、全て10数人なのである。

 

★末っ子は、これもなぜか解らぬが、ドイツに行きたいそうである。

みんなそれぞれ、夢を持っていて、私のような現実的な生き方ではナイ。

人間の可能性にチャレンジしているようなところがある。

 

そしてアメリカの社会は、そんな人間の可能性を伸ばすような社会のシステムになっているように思う。

基本的に競争の世界なのだが、日本の名門チームのように100人も居て、全国大会では応援団というようなスタイルではナイ。みんなが主役になれるように仕組まれている。

幸いにして、孫たちは自分の能力を最高に伸ばせる環境までは辿りついている。

あとはそれこそ、自分の努力の範囲なのである。

あと5年もすれば、それも大体目途はつくのだろう。

 

それまでぐらいは見届けてやりたいが、私の方が大丈夫だろうか?

 

  

 

これとは別に、ハイスクールのチームのサッカー試合。

このハイスクールのサッカーチームもテストがあってあるレベルでないと入れて貰えない。

これには長男も出ていて、この試合は1ゴール1アシスト(左) 次男(右)も出ていたらしいが0ゴール。

試合は5−0で勝ったらしい。

こんなアメリカの孫の情報、娘のブログと、Facebook でどんどん入ってくる。

 いい世の中である。

 

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