★ 新春『さんがにち』とは、1月1日〜3日のことを指す。
よく口にするが、
漢字で書くと、
「三賀日」なのか? 「三箇日?」 「三が日?」 「三ヶ日?」 どれが正しいのかよく解らない。
4日からは仕事始めなのか、振り替え休日で、今年は1月7日(月)から始まるのか?
年金生活者には全く関係のない話だが、兎に角今年の『三賀日』も終わってしまった。
明治生まれの母が家にいる間は、おせち料理も仰々しく揃えて、我が家も所謂『正月らしい正月』をむかえていたのだが、
その母も今は103歳だが特養にお世話になるようになって、私があまり仰々しいのが性に合わないし、大体『おせち』などそんなに旨いものでもないし、家族が少なくなって毎日同じものを食わされるのが嫌で、今年あたりは出来あいのおせちは買わなかったのである。
★歳末ギリギリになって、鎌倉の息子が、珍しく今回はクルマで、渋滞を避けて元旦の朝着くようにやってきた。
元旦の朝5時ぴったりに到着、徹夜で運転してきた息子はすぐ寝てしまった。
私は、グリーンピアに『初日の出』を見に行くと言うと、孫の仁と、息子の嫁のノンちゃんが気を遣って一緒に行くというものだから、一緒にグリーンピア三木の展望台に上ったのである。
この場所は、初日の出を見るには、最高の場所である。元々展望台で造ってあるので、それ用の造りになっているし、四方が見渡されてむしろ初日の出以外の眺望の方が最高なのである。
★ 雲に隠れて、初日の出はダメだったが、帰宅して息子一家は一寸寝て、昼前に元旦をみんなで祝った。
息子は酒も結構飲むので、酒にビールに、ワインなど色々飲むものだから、それに少しだが付き合って過ごした。
昨年大学に入学した孫も、酒は飲むはずだが、歳末にノロウイルスに罹って、救急車で入院して退院したばかりなのである。
三木に来るのが元日の朝になったのも、そんなことが原因していた。
病み上がりだから、おじやだなどと言っていた孫だが、病み上がりのクセに一番よく食った。
ノロウイルスはすぐ治ると言っていたが、ホントにそのようである。
★なんだかんだと言っても、正月は飲み過ぎるし食い過ぎる。
元旦も朝から食い続けていたら、1日で2キロも増えた。
夜は頂き物の『蟹のナベ』などと言っていたが、ナベだとまた食い過ぎるからと『焼きガニ』にしたらこれは久し振りに旨かった。
こんなことを言うと、オコラレルかも知れぬが、どうも蟹は苦手なのである。
勿論、まずくはないが『ものも言わずに』黙々と蟹の身をせせっているのが、シンドイのである。
これは北海道の『タラバ蟹』である。 普通の蟹の何倍も大きいし豪快に食える。
タラバは蟹ではなくて、エビの一種だとか、
北海道に2年いた時、『タラバ』だけは旨いと思って、蟹を食った。
そのタラバの足をいっぱい頂いたのである。
こんな姿で
甲幅は25cmほどで、脚を広げると1mを超える大型甲殻類である
と記述されている。
塩もせずに、そのままをただ、焼いただけだが、これは旨かった。
息子がナベをせずに焼いて食おうと言いだしたのだが、これは正解だった。
腹いっぱいでも、この焼きガニぐらいは十分食えたのである。
間違いなく、おせち料理などよりは旨い。
★ 2日目は、息子は小野高のサッカーに、嫁のノンちゃんは神戸に福袋を買いに行くと言って出かけて昼間は誰も居ずに静かな元旦。
夕方からまた賑やかになって、夕食はいろいろあるそのあたりのものを食ったり飲んだりしていたが、若いと言うことはいいものである。
よくまあ、そんなに食うなと思うほど食う。
息子も結構飲んで食うていたが、夜中の2時に三木を出発ということで8時ごろから寝てしまった。
私も夜中の2時に起こされて、一家の出発を見送った。
台風が来たような、そんな帰省であった。
誠にあわただしかったが、これでよかったのかも知れない。
こんな調子で何日もおられたら、こちらの方が参ってしまう。
私は、ともかく家内の方は大変なのである。
女性にとって、子どもはいつまで経っても小学生の息子のように接するものである。
私には、決してああはならない。
★そして、明けて三日目。
東名を渋滞もなく快走する車中から、ノンちゃんがこんな富士山の写真をメールで送ってきた。
6時44分である。鎌倉まではあと1時間で着く。
こちらの方は、Facebook にアップした。 『いいね』をいっぱい頂いて有難うございました。
こちらの富士山は同じ車窓からだが、孫が写したもの、
こちらの方は、ツイッターで流したものである。
そして3日目は、家内と明石に墓参りに行って、
帰りにちょっと贅沢な回転寿司を食って帰ったきた。
息子たちがいたら、多分払いはゼロが一つ多いくらいになっていたかも知れない。
すぐに戻ってくれた帰省で、当方は散財せずに節約できた。
まあまあ、今年の三ヶ日も、いい三賀日だった。