★ 新庄剛志さんが日ハムの監督に就任して、いろんな話題を提供して人気である。監督は勿論、プロ野球のコーチの経験もなく、何年間も野球界から離れていた新庄剛志を監督に据えたのは、何が狙いなのだろう?
日本ハムというグループの発想はなかなかオモシロイ。関東から札幌に移ったのは『札幌ドーム』が出来た時なのだが、それまで殆ど巨人のファンだった北海道の野球ファンを『日ハムファン』に変えてしまったし、前監督の栗山監督は日本のプロ野球監督で、国立大学出身・大学教授の経歴を持つ人物で、プロフェッサーという肩書だった。
2016年以来優勝から遠ざかるチームの再建を託された稲葉GMが監督を兼務するものとばかり思っていたら、新庄剛志監督だし、監督と同時にCEOに迎え、情報発信強化を図るというのである。
日本ハムが「自由な発想で挑戦し続けるために」就任してもらったと説明されていて、新庄監督も「宣伝部長としてタンパク質について学んで、選手や子どもたちに伝えていきたい」と意気込んでいるという。
★ いま日ハムは札幌の隣リ町の北広島市にこんな新球場を建設中で、 来年3月に完成というので、来シーズンは新球場でのリーグ戦となる。
私は2年間ほど北海道川重建機を担当したのだが、その本社があったのが北広島市なので、その地理関係はよく解っているが、北広島市というけれど札幌市の郊外だと言っていい。
そんな大規模なプロジェクトの成功のためにも、単にプロ野球球団としての成功だけでなく『日ハムグループの経営拡大・広報戦略の一環』としての『新庄新監督起用』のようである。
まだリーグは始まってはいないが『日ハムのニュース』は連日マスコミを賑わせていて、
『打率が高い順で打順を組む』とか、
オールスターの監督も『ファン投票で』などといっていて、
その話題性は抜群なのである。
★ 新庄監督の契約は1年だとも聞くが、このまま進めば、リーグ戦の順位には関係なく、来シーズンも新庄監督であるに違いない。プロ野球を持つ各グループの目的は、単にリーグ優勝だけではなくそれぞれいろいろあるのだと思う。新庄監督は『優勝などは狙わない』などと言っているようだが、優勝は目的としてもその達成はなかなかムツカシイし、『オモシロイプロ野球にする』ことが目的であってもいい。 こんな新しい発想が出来る人は限られているので、新庄監督はうってつけの人材だと思うし、プロ野球が『新しくなる』要素を持っているとも言えるだろう。
そういう意味で、今年の日ハムはオモシロそうである。
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