★昨年11月に発表された『カワサキモータース・新会社』設立は今年の秋にもスタートすることになるのだろうが、 川崎重工業の社内報『かわさき』に橋本康彦川重社長と新会社を担当することになった伊藤浩社長の対談記事が載っていた。
カワサキが二輪事業をスタートさせて60年、 やっと二輪専門会社として独立出来ることになったのは非常に喜ばしいことだと思っている。
世界に販売会社を展開し、開発・生産・販売の総合事業を展開する『二輪事業』なので、ホンダ・ヤマハ・スズキという競合他社と戦っていくためには、同業他社と同じような組織体制であるべきとずっと思っていたのだが、やっとそれが実現できることになったのである。橋本社長の英断に拍手である。
川崎重工業の中での体制ではなかなかそれもムツカシイ面もあったのだが、新会社では『本社機能の充実』も『マーケッテング重視』も図られるであろうし、今後の発展に大いに期待が出来るのである。
★新しい新会社を担当される『伊藤浩』さんとは面識もあるのだが、 新会社の運営の基本コンセプトをこのように語られている。
『新会社のミッションを「Let the good times roll」「Kawasakiに関わる人全ての喜びと幸せのために」とするつもりです。お客様、デイ―ラー、社員、取引先をはじめ関わっているすべての人がうれしい、楽しい、良かったと思え、その結果をきちんと業績として出せる会社にしていきます』と語っている。
★『Kawasaki, Let the good times roll 』というコンセプトは 1975年アメリカのKMCでスタートしたのだが、 その後長く眠っていたものを1990年代に国内販社で復活し、 当時の事業本部長の髙橋鐵郎さんが、全世界の販社でも展開されるようにされたものである。
今回の新会社のミッションとして採用されることは、1990年代に国内販売網を担当していた私にとっては、この上ない喜びなのである。
以下は1990年代のデーラーミーテングでの資料だが、
二輪もジェットスキーなど、新会社が担当する商品はテレビや冷蔵庫などとは違って『広く社会の中』で一般の方々とも出会う商品なのである。 新会社の企業運営の視野は、『二輪の仲間』だけにとどまらず、 社会全体を見据えた『総合的な仕組み構築』をぜひ目指して欲しいと期待しているのである。
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