★ 10月25日に行われたプロ野球のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズは、メジャーリーグ挑戦を表明している花巻東高校の大谷翔平投手を1位指名した。
どこの球団も指名を回避する中での、日ハムの指名は、あの時点では無謀にも思えたのだが、
昨日のニュースなどでは、9日にも球団側は大谷投手同席に上、その交渉結果の記者会見を開くと発表したと伝えた。
強行指名となった日ハムは、現在大谷投手の両親と交渉中。10日には、高校からメジャーへ挑戦することがいかに困難であるかをレポートした「大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜」という独自の資料を用意し、両親の説得を試みた。
スポーツニッポンによると、交渉後大谷投手の父・徹さんは「大変いい話を聞かせてもらった。大事な分岐点。時間をかけて本人にも伝えたい」と話したとのこと。明確な答えは出ていないが、幾分日ハムサイドに傾きかけているような雰囲気も感じられる。
とそのニュースは伝えている。
★ ほぼ間違いなく、大谷投手の日ハム入団は決まったのだと思う。
日ハムという球団の非常に確りとした、一番いい選手を指名するという筋を通した決定と選手育成方針、その現場監督の栗山監督の信念と人柄みたいなものが、
大谷投手の気持ちを動かしたに違いない。
栗山監督は、従来のプロ野球監督とはちょっと違ったイメージの監督さんである。
斎藤祐樹の開幕投手にしても、
中田のシ−ズンを通しての4番起用にしても、
チームの勝利に責任を持つ立場は立場として、その底には、個々の選手を育て上げるという信念のような情熱を感じさせる。
★今年は、阪神からドラフト1位指名を受けた藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)の阪神入団も決まったが、
この二人の新人投手は、来シ−ズンから開幕1軍になるのだろうか?
是非、来シーズンの甲子園での阪神ー日ハム戦に二人が先発するようなことにでもなれば、
日本のプロ野球の人気ももう少し盛り上がりを見せることになるかも知れない。
いずれにしてもビッグニュースである。
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