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スプリットフィンガーファーストボール

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★野球もどんどん進化して、特に今のピッチャーの投げるボールは何種類あるのかよく解らない。 直球とカーブとシュートぐらいしかピッチャーが投げなかった時代の野球をやってた私など、投手の投げるボールの種類を聞いても、もう一つよく解らないのである。
 昨日大リーグの大谷翔平は、ピッチャー・2番で出場し、 1回に先頭打者ホームランで1点を取られたが、 あとは3者連続三振で立ち上がったのだが、 そこに出てくるのが『フォーク』ではなくて『スプリット』なのである。

 


 大谷はこの試合、6回まで4安打2失点、10三振を奪って勝利投手になっているのだが、相手チームのマリナーズの監督が大谷翔平投手を絶賛して、このように言っているのである。
『彼はこの球界でも最も特別の球を持っている。 オオタニのスプリットフィンガーは、これ以上ないというほどの最高の球。 彼が今夜の試合のように、スプリッターを低めにコントロールできれば、攻略するのは本当に難しい。このリーグで、あれほどの球はなかなか見ない』と。
一種のフォークなのだろうが、それが スプリットフィンガーファーストボール なのである。

  



★直球は フォーシーム・ファストボールと呼ばれるらしい。 そんな中で、フォークボールは結構昔から投げられていたが、 『捕手のミットへ届くまでに約10回転するものをフォーク』 『約20回転するものをSFF』と分類しているとか。
 一番最初に日本で『フォーク』を投げたのは杉下茂だが、『無回転のものが真のフォークで近年の一般的な日本人投手が投げるフォークの多くはSFF(スプリット)である』と語っているとか。
 SFF(スプリット)はフォークの亜種で、基本的な握り方はフォークよりも握りが浅いので、フォークよりも変化の幅が少なく奪三振能力は落ちるが、その分速いボールを投げる事が出来るとあるのだが、大谷のスプリットフィンガーファーストボールは三振を取れるので、よほど『切れ』がいいのだろう。 
★スポーツの世界は野球に限らずどんどん進化する。 水泳のタイムなどを見ると、その進化は歴然である。 ベーブルースは野球界では大スターの第1人者なのだが、 その時代の野球のレベルとほぼ90年も経っている今の野球のレベルとは 全然違ったものだろう。 そんな現代のアメリカ大リーグで大谷翔平が常にベーブルースと比較されて、論評されることが多いのは驚きである。
 私が驚くだけでなく大リーグの監督が驚いているのはまさにホンモノなのである。 オールスターでどんなプレーを披露するのだろうか? ピッチャーとバッターと両方プレー出来たらいいなと思っている。

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