★ 大学の認可について田中真紀子大臣の下した判断は妥当かどうか?
Yahoo のアンケートの結果は 65%が妥当ではナイとした結果になっている。
あなたはどうかと訊ねられたら、『解らない』と答えるだろう。
65%の『妥当でない』と答えた人たちは、新聞などの論調が何となくそうだったので、そう答えたのか?
それとも、ちゃんとした自分なりの判断をお持ちだったのか?
田中真紀子大臣の判断なので、何となく『妥当でない』と思ったのか?
兎に角、私にはよく解らない。
★よく解らないので、本件に関する記事を片っ端から見てみたが、どれも納得出来る答えにはなっていなかったように思う。
一般論で言って、大学の数は多すぎるように思う。
昔でも多かったのに、どんどん増えて、世の中みんな大学出になってしまった。
私自身も、間違いなく大学出だが、 間違いなく大学で学んだ学問などは一つもない。
学力は中学校の水準のまま、一つも進歩していない。
大学卒という経歴だけが企業で自分のために役に立っただけで、その知識や学力が企業のために役立ったとは思わない。
技術屋さんや芸術などの世界は別だろうが、事務屋は遊んで大学を卒業しても仮に勉強してみても、経歴以外はあんまり役にたたないと言ってしまえば言い過ぎだろうか。
これは『極論だ』と言われたら、そうかとも思うが、
学歴を偏重する風習だけは、もういい加減にして欲しいと思うのである。
★ 東京大学ですら世界では30番目の評価だし、学校は勉強をするところだとするならば、アメリカのように入学は易しくして卒業は難しくする方がいい。
日本の場合だと、入学しても卒業させてもらえないとなれば、大学に行く人の数も減り、大学の数も減るのかも知れない。
人生80年も生きる人間に評価を、たった4年の大学生活で評価するのが馬鹿げている。
話が横道にそれたが、『田中大臣の判断は妥当か?』という命題に対しては、
YES, NO で答えると『妥当だ』ということになるのだろうが、
問題はそれだけでもないように思う。
世の中のことは、みんな同じで問題が起きてから考えるのではなくて、
問題が起こる前に本質的な対策をやらないから、みんな『後追い』になってしまうのだと思う。
今回の問題は、『解らない』が、田中真紀子が反対したことで、問題が一つ浮き上がった。
そういう意味で、よかったと思っている。
『いい、悪い』はともかく、自分の意思をはっきり言える人は、『言えない人』よりはmuch better であると思う。