★ Yahooの意識調査を見ていたら、 『転勤は必要かどうか?』というこんな調査があった。
その答えはこのようになっていて『必要がない』というのが その大半を占めていた。
今まで『考えたこともない』質問である。 現役時代は、カワサキの二輪事業に従事していて、それは世界展開であり日本でも全国展開であるから、その現地で採用する人以外は、転勤はMUSTのような状況だった。
自分自身のことで言えば、明石が勤務地であったが、明石ー仙台ー大阪―札幌 と3回の転勤を経験したし、現役の終盤国内市場を担当した時は、人事上の『転勤を決める』立場にいて、それを担当していた総務部は、定期異動と称して年に2回ほどは毎年転勤作業をやっていた。
『当然のことだ』と思っていたので、改めて『必要かどうか?』という質問にはびっくりしたが、『必要ない』が大勢を占めているのは、『そうかな』とも思った。
当時のカワサキでも、多分今でも『転勤しない』人の方が『転勤する』人より多いはずで、特に必要なければ転勤などさせる必要などないと思う。社内では『転勤できない』という人もいて、それはそれで認められていたようにも思う。
私などは一度目の仙台は、初めて事務所を創るために転勤したので、ずっとそこに住むのなら兎も角、何年か後には転勤があって後任の人が来るので、社内では転勤はMUSTなのである。 すべて『必要ない』と言われてしまうと会社の運営が成り立たないことは間違いなかった。特に海外市場なども、そこに定住するということはないのだから、何年かおきに『転勤』が生じるわけである。
★『転勤が大変』かどうかは、『大変』といえば大変だが、いい面もないではない。私などの1回目の転勤は社宅から一戸建ての借家に入れたし、海外の方たちの住居をみても、とても『日本では住めない』ような立派なところが普通だったから、そういう面で、いい面もあるし、いろんな経験も積めるのでいい面もあるとは思っている。
会社の経営から言うと『転勤は結構費用』が掛かるのである。『現地採用者』は費用面では、殆ど何も掛からないから、『不必要な転勤』は会社にとって無駄だから、自分の家を持つのが当然の世の中になったので、同じ転勤でも自分の家から通える範囲に限っているような会社もあるようである。
★一般にはどのようなことになっているのか調べてみたら
企業調査によれば、正社員でも転勤をする者の範囲は限られている」が27.5%、「転勤はほとんどない」が27.1%となっている。転勤の目的は、「社員の人材育成」が66.4%ともっとも多い。転勤命令の決定方法は8割弱が転勤命令は会社主導で決定されている。転勤がある企業において、過去3年間で、転勤において家族的事情等を考慮したことがあるかについては、「親等の介護」が56.7%でもっとも多い。
とこんな感じで、その内容は普通かな、と思うのだが、改めて『転勤が必要かどうか』という設問自体が、あまり意味がないようにも思った。
『必要ない』という人が60%、『必要』が40%は、妥当かなとも思う。
★私自身の感想を言うと、多分家族にとってもいろんな経験が出来て、『転勤はよかった』と思っているのではなかろうか?その『経験』がない人に、聞いてみても比較も出来ないのだから、あまり意味がないとも思ったりする。
★NPO The Good Times のホ―ムページです★会員さんのブログです。更新されるとすぐ載ります。★50万人フォロワーのいる公式ツイッターです。 ★雑感日記のEnglish Version です。