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総合病院 と 健康保険 雑感

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★家内の体調の症状について主治医の先生から、北播磨総合医療センターを紹介されて、その検査に先週火曜日に行ってきたのだが、昨日はその結果が解るというので、午後の予約の時間に行ってきた。
 午前中は外来の診察や検査で、午後からは空いているのかと思ったが、そうでもなくて広い駐車場はほぼ満車の状況なのである。
       

  少子高齢化の世の中を反映してか、沢山の方が来院されてはいるのだが、多分殆どが検査で、入院治療が必要なような患者さんは少ないように見受けられたのである。
 先週の検査では、血液検査や尿検査などで約2時間ほど掛かって約2000円ちょっとだったから、実質2万円を超えているのである。 日本の健康保険は高齢者は10%負担だから、これはホントに助かるのだが、逆に言うと安いので安易に病院に行ってしまうキライガある。アメリカで生活している娘一家など見ていると、医療費はめちゃくちゃ高いから、簡単には病院などにはいけないようである。
 そして昨日、1週間後の検査結果を聞きに行ったら、先生の診断だけで、その支払いは70円(実質700円)だったのである。 これはまたビックリするような安さである。
 ★私の住んでいる三木の近くには、大きな病院がホントに多くて、近いのは5分ほどだし、神戸の西神医療センターでも20分ほど、昨日行った北播磨総合医療センターは時間は30分と一番遠い病院なのである。
利用する側の便利さから言えば、他の病院もあるのだが、近くの町医者が紹介してくださる総合病院は何故かそれぞれ決まっていて、整形外科やあるまち医者は山陽病院だし、皮膚科は西神医療センターで、今の私たち夫婦が掛かっている主治医は北播磨総合医療センター推薦で、夫々繋がりがあるようなのである。
その仕組みは『医療機関』主導で『本人の意思』よりは、どちらかというとお医者さんの言いなりに患者は動いていることは間違いない。
『立派な総合病院』は経費も相当掛かるだろうし、その経営もある意味大変なのかも知れない。その支払い明細を見ても、備え付けの医療器具の検査は結構高くて、お医者さんの診断はめちゃくちゃ安いので、どう考えても総合病院の経営は『検査』で維持されているように思うし、そんな器具を持てない町医者が系列の総合病院を紹介するような『業界ぐるみのシステム』になっているように思うのである。
 実は今回も、さらにあと三つ検査を受けるような指示があったのだが、その中の一つの眼科は『要らない』とお断りしたのである。 家内の身体の話だから、受けるに越したことはないという考え方もあるのだろうが、若し眼科なら近くの私も掛かったことのある山陽病院のほうが便利だと思ったっだけである。 今回の検査も、近くの山陽病院がいいと一応は言ったのだが、『総合的な検査をしたいので、山陽病院にはすべては揃っていない』と仰るので、そうしたのだが、眼科なら山陽病院にもあるし、症状から言って『素人判断』だが眼科はそんなに急がないと思って言ったのだが、私の申し出を先生は素直に受け入れて下さったのである。
どうしてもその検査がいま必要だというのなら、そんな素人の判断を跳ね返して、『断じて検査を』と仰るはずだから、受けておくほうがbetterだというぐらいのことかなと思ったりするのである。
★日本の健康保険制度はよくできていて、私たちのような高齢者夫婦は10%負担だからホントに助かるのだが、その負担の安さが『自らの判断』をしないようになっていて、うがった見方をすると病院側は簡単で利益の上がる『器具での検査』を勧めるようになっているのでは? と思ったりするのである。
 実は今朝も今から残っている二つの検査を受けるために、北播磨医療総合センターに行くのだが、いずれにしても10%負担の日本の健康保険は大助かりなのだが、少子高齢化で日本の医療費の税金での負担部分の額も増える一方なので、高齢者もそれなりの自己判断が少しは必要ではと思ったりするのである。
 
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