★白鵬が日本国籍を取るらしい。
そんな報道が流れている。
それについて 山田順さんが『白鵬「日本国籍取得」にバッシングが止まらないのはなぜか』というこんな記事を書いていた。
https://ironna.jp/article/12433
なかなかオモシロかったので、ご関心のある方はお読みになればいい。
横綱には『品格』が求められると一般に言われている。
まあ言えばその『品格論議』なのである。
『バッシングが止まらない』と言うことだから、日本人は一般に『白鵬には横綱としての品格が欠けている』と思っている人が多いのだろう。
私自身も、正直『白鵬は強いが、品格はないな』と思っていた節があるのだが、『品格とはいったいどんなことか』と改めて問われてみると、確かにそんな意見もあるのかと思ったのである。
白鵬が『日本に帰化する』ということは、引退後の部屋を持ったり、横綱にしかなれない『理事長職』などいろいろな思惑もあるのだろうが、どうも一般的に日本人は『そうはならないで欲しい』ということなのだろうか?
山田順さんは初めて出会う方だが、そんな日本人一般の想いに対して『品格など・・』と真っ向から反対論を言っている。
横綱はというが、過去罪に問われた横綱もいたが、日本人であったためか、品格問題など起こらなかったというのである。
そんな意見を何となく『新鮮』な感じで読んだ。
確かに、白鵬は相撲の取り組みの態度なども、横綱ではあるが『戦闘的』だし、いろんなことをやるので『品位がない』と言えば、そうかも知れないのである。
千秋楽の『三本締め』がなぜいけないのかも、もう一つよく解らない点もあるが、それはけん責処分になっているのである。あの時の現場では、そんなに違和感がなかったのも事実である。観衆はみんなそれに従って『三本締めに参加』していたのである。
私自身も何となく『白鵬は品格がないな』と思っていたのも事実なのだが。この山田順さんの文章を読んで、『なるほど』とも思ったのである。
この記事の最後は、こんな言葉で締めくくられている。
『土俵は「神聖な場所」、横綱は「神様」とされているが、そんなものは建前であって現実ではない。相撲ファンなら、土俵は「欲望に満ちた場所」、横綱は「知力に長けた者」であることはみな知っている。
相撲ファンの誰が、相撲に「品格」を求めているというのだろうか。もういい加減、「品格」が日本人だけのものという根拠なき考え方はやめたらどうだろうか・そんな見方をしていたら、この厳しい現実に置いてきぼりにされる。
最後にひとこと言いたい。「品格」を言うなら、それは横綱ではなく政治家に言え。権力者は謙虚でなければならない。』
確かにそうかも知れないな、と思ったのである。
皆さんは、どう思われるのでしょうか?