★先日のヴィッセル神戸とサガン鳥栖の試合をテレビで観ていた感想である。
別にサッカーの専門家でもないのだが、サッカーの試合はよく観る。
自分自身が野球をやっていたこともあるのだが、私なりの感想を率直に言わして貰うなら『サッカーはミスの多いスポーツ』だと思っていた。
足でボールを扱うムツカシイスポーツであることから『イージーミス』がしょっちゅうなのである。野球はちょっとミスすると『エラー』と公式記録で記録されてしまう。私自身はショートをしていたのだが、自分でも不思議に思うほど『エラーをした』記憶がないのである。逆に言うと『エラーをしないように』練習をしているし、大きなエラーは、試合を左右してしまうのである。
『エラーをしたことはない』とは言わないが、『試合を左右するエラー』などは皆無だったと思っているのだが、サッカーの試合は、野球で言う『イージーエラー』がしょっちゅうで、それは記録に残らないから、簡単なパスミスでもみんな『許されて?』しまうのである。
そういう意味では、『オモシロいスポーツ』だが『ミスに対しては甘いな』と思っていたのである。
★今年のヴィッセル神戸は、イニエスタに加えて、ビジャが入ったし、ポドルスキ―もいるし、前評判は高かったのだが、第1戦はセレッソに負けてしまったのである。この試合はテレビ放映は無かったので、先日のサガン鳥栖戦で初めて観たのだが、このレベルの選手が揃うと、サッカーでも『イージーミス』が殆どないのである。
正直言って、初めてサッカーで殆どエラーのない試合を見せて貰った と言っていい。
『イージーミス』どころか、ムツカシイボールでも全くと言っていいほどミスをしないのである。
試合の結果は1-0だったが、最後まで安心して観ていれたのである。
イニエスタのプレーは、常に余裕があって、ホントに周囲がよく見えている。
それに足技が素晴らしい。足技に自信があるから、周囲をみる余裕があるのかも知れない。
手でもなかなかムツカシイようなことをする。 緩急があるのがいい。
世界のトップレベルは、ホントに流石なのである。
ビジャも評判どうりで、フォワードとはこのようなものだというところを見せてくれたし、
ポドルスキも素晴らしかった。
こんな3人が入ると周囲の人たちが生かされて、山口蛍のプレーなどちゃんと見たのは初めてだったが、ヴィッセルの中盤が彼によってしまって危なげないものになったし、意表をつくタテパスは、センスの良さが現われていた。
これも初めて見たがブラジルから新加入のダンクレーもバックで目だったしこんな中心選手たちがいいパスを出すので、周囲の人たちもミスが少なくなるのだろう。
兎に角、今までのサッカーとはちょっと違った、極端に『ミスの少ないサッカー』を観れて大満足なのである。
ヴィッセル神戸のサッカー人気は素晴らしく、入場券は全て売り切れらしい。
Kawasaki がスポンサーをしていたので、かっては入場券が希望すれば無料で貰えたのだが、いまではそんなことは無くなってしまった。
ただ、サッカーの場合は、勝敗は『その時の運』みたいなところもあって、先日の試合も圧倒的に攻めてはいたが結果は1-0なのである。
今後もヴィッセル神戸を応援したいが、優勝戦線に絡む存在になるのだろうか?