★2月ももう20日になった。
残り10日もない。 毎年のことだが、この時期何となく特別の10日間のような気がする。
3月に入ると、すぐ誕生日がやってきて『年を一つ取る』ことになる。
85歳も残り10日ほどなのである。
自分でも、不思議に思うほど『よく生きてきた』と思っている。
一応は元気にしていて、来るべき86歳はどんな1年になるのだろう?
★ 86歳からはまさに『人生の最終段階』だと思うのだが、年齢の割には、不思議なほど『予定が入る』ので、それに対応していると、また次の予定に繋がったりするのである。
あまり忙しいのも困るが、適当にすることがあるのはイイ。
3月には、昨年旭日小綬章を二輪業界で初めて受賞された『吉田純一』さんの記念祝賀会が大阪であって、この記念式典にもカワサキの仲間たちは多数出席するのだと思うが、
4月には『吉田純ちゃん』のかっての上司平井稔男さんが、それこそカワサキのメンバーを集めての独特の祝賀会をやろうとしているのである。
二輪業界で初めてという素晴らしい綬章を受けられるような業界の重鎮である『吉田純一』さんなのだが、一方では50年前の若い頃そのままに仲間とのお付き合いができる処が『純ちゃんの一番の良さ』だと思っている。
★5月には、これも結構大きなイベントだが、群馬県の安中市である『自動2輪交友会』のイベントに、NPO The Good Times も色濃く関わるように主催者の金井紫朗さんから頼まれているのだが、
このイベント検討に集まったメンバーだが、カワサキのメンバー5人の中では、純ちゃんと柏原久くんが、一番の若手なのである。
このイベントにも吉田純一さんが主宰されている日本二輪文化協会が、色濃く関わってくれることになるのだろう。
吉田純一さんが主宰されている『一般社団法人・日本二輪文化協会』 http://www.amac.or.jp/ はこんな団体で、
その目標に掲げておられる『オートバイ文化の推進と確立』にも、こんなイベントが 少しでもお役に立てればと思っているのである。
★86歳の出足の3ヶ月は、こんな具体的な予定もあるのだが、
個人的には、今まで経験したことのない業界団体への『随想執筆』というのが、突如飛び込んできているのである。
『公益財団法人高速道路調査会』という昭和32年(1957)設立というから私が川崎航空機に入社した年にスタートした長い歴史のある団体が『高速道路と自動車』という昭和33年に創刊され、今年2月号で730号になるという冊子への投稿依頼なのである。
この会のメンバーも、毎月の冊子への投稿者を見ても、大学教授や道路行政の専門家など錚々たる方々ばかりなのである。
『高速道路』がメインテーマだから高速道路建設関係や自動車業界なども関係はあるようだが、『二輪業界の名前』は出ていないし、ひょっとしたら二輪業界としては初めての接触になるのかも知れない。
依頼を受けたのは、『二輪文化を伝える会』の松島裕さんを通じてのものだが、松島さんがご存じなのかと思ったが、そうでもないので、直接『高速道路調査会』に『なぜ私に』と聞いてみたら、
今回執筆をお願いしたのは、『二輪文化を伝える会』 https://2rin-tsutaeru.net/ の日本のモーターサイクルの歴史を創ってきた「人」を主役に世代や地域など様々な枠を超えた活動や、NPO The Good Times http://www.thegoodtimes.jp/ のウエブサイトで、『私の経歴を見て』随筆をということになったと仰るのである。
松島さんなどと共にNPO The Good Times の活動として、主としてネットを中心に10年間地道に活動してきたが、何とか他業界というか『一般社会』の中で『二輪』が認められたような気がして嬉しいのである。
高速道路と言えば『二輪車での二人乗り』などはメーカーの努力というよりは『吉田純一さんの努力』で実現したのである。
世界での日本の二輪車の地位は結構高いのだが、肝心の日本では、どうも片隅に追いやられてしまっているのだが、何とか世の中に『まともな二輪文化』を認めて貰える活動をと思っているのである。
この原稿は、3月中に仕上げねばならぬのだが、『どのようなテーマで、何を訴えるべきなのか?』発行部数は2000部、一般販売もなさってはいるが、主として関係筋や学校で、『二輪車』とは遠い世界なのである。
そんな方たちの何人がお読み頂けるのかはよく解らぬが、何とか『二輪車の世界』がアタマの片隅にでも残るようなものになればいいなと思っているのである。
★そんなことで2月も残り少ないし、私の85歳も残り少ないのだが、新しくスタートする『私の86歳』は、なかなか高次元な活動で、『その幕』を開けようとしているのである。
果たして、いいスタートダッシュが切れるだろうか?
今のところ、体力年齢だけは50代が保てているので、大丈夫なのである。