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人の運と病気

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★結構、元気に85歳を迎えているが、今まで何の問題がなかったわけではない。

今まで2回大きな病気にぶつかっているのだが、運が良くてこんなに元気に生きておれるのである。

1回目は、20歳代に肺結核になって療養もせずに放っておいたら空洞が出来たのである。会社に入ってからも野球はしていたのだが、診療所の先生からは止められていたのである。それがある日先生にユニフォーム姿を見つかって、『これは放置できない』と思われたのか『菌の検査』をされて『菌が出てるから会社に置いとく訳には行かない』と、結核療養所に放り込まれたのだが、実は菌など出ていなかったのである。

1年間療養所にいたら、空洞も綺麗に消えてめでたく出所し、たまたま新事業としてスタートした単車営業配属となったのである。

この単車部門への異動が私のその後の人生に大きな影響を与えたし、『つくづく運が良かった』と思っている。あの時『ユニフォーム姿』を見つかっていなかったら、若くして肺結核で死んでしまったかも知れないのである。

 

★ずっと後、私の最後の職場は北海道川重建機という優良会社の経営を頼まれて2年間札幌にいたのである。子会社のように思える社名だが、優良会社で自前の地域代理店なので、昔の自前のデーラーの経営が解っていないと、なかなか子会社のような扱いではダメで、私自身も結構オモシロかったのである。

 扱い商品の中枢に除雪機がるのだが、冬の北海道はその除雪作業の邪魔になるのでとりわけ駐車違反は厳しいのである。そんな事情はよく解っていたので、除雪には関係のないところに止めたのだが、レッカーで運ばれてしまったのである。駐車違反は仕方がないが、何故レッカーで移動したのかと本署で文句を言っていたら、段々と『血が上って』きて首辺りまで来たら、突然意識を失ってしまったのである。みなさん怒ってはダメですよ。『アタマに血が登る』のを現実に経験したのである。

警察の本署だったから、すぐ救急車が来たのだが、その時一瞬意識が戻って『くも膜下だ』と聞いた時『これは死んだな』と思ったのである。その次気が付いたのは、中村記念病院というこのビルすべてが脳外科で、脳外科の先生が30人近くいる病院のベッドの上だったのである。

  

   

 普通ではなかなか入れない病院なのだが、『警察の本署』で倒れたのが幸運だったのと、倒れて15分後には病院にいたことが、ラッキーだったのである。 あとで先生にいろいろ聞いた話では、田中角栄さんも、小渕さんも、長嶋さんも倒れてから病院に来るのが遅すぎたと言われていた。

さらにラッキーだったのはアタマの後ろのムツカシイところが切れたので手術はせずに自然回復で行くことを会議で決められたようである。手術が一般的なのだが、ムツカシイところは失敗するリスクも高いとか言われていた。脳外科の先生が数人の病院なら必ず手術をしただろうというのである。

 従って私は好運にもこんな病院に入れて頂いて、何もせずに?1ヶ月弱の入院で退院してきたのである。

 

★そして今回だが、これは自分でもよく覚えていないのだが、寒気がしたので風呂で温めようと入っていたら、そのうち意識がなくなってしまったというのである。今思えばこの原因は足の腫れだと思う。

たまたまアメリカから孫と娘が遊びに来ていて、風呂からは孫が引き揚げてくれたようだが、若し家内だけなら大変だったと思うのである。そして救急車がやってきた。救急車で運ばれるのは2回目で、今回の場合は救急隊員が来た時には意識も戻っていたし、病院に行くのも嫌だったのだが、北播総合医療センターに連れていかれていろんな検査をしたのである。

 どうしても帰らないといけないと思ったのは『モトクロスOB有志の会』が7月7日に予定されていたからである。

 それが実は『今日』だったのだが、この大雨で会場自体が閉鎖されたので中止になったのである。これは私にとっては好都合であった。昨日までは8度も熱があって大変だったのだが、熱は下がったのだが、3日前ぐらいから左足が赤くなって、風呂で倒れた日はそんなにでもなかったのだが、今朝になって腫れあがって大変なのである。

 

      

 

 こんな状態で、今では歩くのも大変なのである。

 辛抱仕切れずに近くの医者に行ったら『これは菌だな』と仰るのである。土曜日だが三木山陽病院で見て貰えるというので、すぐ行ってきた。三木山陽病院は家のすぐ近くだし今まで母も家内もお世話になったし私自身も白内障の手術など、やって貰った馴染みの病院なのである。救急車が来た時も三木山陽病院を希望したのだが、受け入れて貰えなかったのである。

 3日前に倒れた時も、多分『この足の腫れ』が原因だったのだが、その時はそんなに痛くもなかったので何も言わなかったのである。

今日の診断では、『抗生物質の点滴』をして明日日曜日もしてあげるから来るように、そして月曜日に今日見て頂いた先生の診察を受けることになったのである。

先生に『めちゃ元気ですね』と言われて気分よく戻ってきてこのブログを書いている。

 

★今回『ツイてたな』と思うのは、4日に娘と孫がアメリカからやってきてくれたことである。

 娘が病院の送迎も全部やってくれたし、おろおろするよう処は全くなくて、テキパキとなかなかいいのである。

 行けるかどうか心配していた『モトクロスOB有志の会』も雨で中止になってよかった。

 もし、あったら欠席などせずに出席しただろうし、それだと今日の病院の診察もなかったのである。

 多分これ以上腫れたりすることはないのだろうが、看護婦さんに聞くと『太ももあたりまで腫れあがる』人もいるとか言われていた。

 いずれにしても、今回も私の病気は、周囲環境含めてこんなに好運なのである。

 だから、人の運命などそんなに気にしなくても『その人に付いている運』以上にも、以下にもならないのである。

 何度、おかしなことをやっても、こんな風だから『あなたは反省が全く足りない性格です』と言われてしまうのだが、自分ではなかなかいい性格だから、今更直そうなどとは全く考えてはいないのである。

 

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 雑感日記のEnglish Version です。

 

 

 


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