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正直・誠実・勤勉 信頼・互譲・協力

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★日本大学のアメフト事件も、神戸製鋼の改ざん事件も、教育委員会の不祥事も、昨今の不祥事は起きてはならないところで起きているように思う。

 なぜ、こんな大学や、大企業や、教育委員会でそれが起こるのか?

 そしてそれらは全てフェアでない、ルールを守らずに誤魔化すことがベースである。

 日本人はなぜ、ルールを決めても守らないようになってしまったのか?

 

   

 

 テレビに映るこの方たちは、一体誰にアタマを下げているのだろうか?

 何か日本独特の風景のようで、アメリカなら決してこうはしないだろうと思う。

 どこか一つぐらい、アタマを下げずに堂々と『言い訳でもいい』自分の意見を言えばいい。

 なぜそうしたのか、それなりに理由があったはずである。

 宮川泰介くん、やったことは大問題だが、頭を下げた上でのその説明にはウソがなく、共感を覚えた人も多いのではなかろうか?

 

   

 

 今年になっても、不祥事は続いているのだが、2017年は、こんなにあったようである。

  

   

★何かにつけて『日本的』である。

何のために、なぜ『誤魔化す』のだろう。

そのベースにあるのは、日本独特の『利益管理中心の経営体質』と『経営者がアマチュア』であることに原因があるように思う。

そういう意味では、アメリカなどの経営者はみんなプロばかりだから、経営には基本コンセプトがあり、誤魔化しはない。誤魔化したりしたら、天文学的な額の罰金が待っている。

序列で順番にトップになる日本の『アマチュア経営者』は自分の担当期間だけを何とか無難に切り抜けようとする。そのベースに『事業計画・利益計画』があっても『基本コンセプトが希薄』であることが原因で、不祥事を起こしたら無言でただ頭を下げるだけである。

昨今ではエリート官僚までが誤魔化すのはなぜだろう? 官僚も一番大事なのは『自らの職位』なのだろうか?

 

★私が60年前に入社した川崎航空機工業の社是は『正直・誠実・勤勉』その執務態度は『信頼・互譲・協力』であった。

川崎重工業になっって、これらは消えてしまったが、この社是と執務態度で現役時代を過ごしたし、私の人生の生き方も、『嘘は絶対に言わない』し、『人を信頼し、互譲・協力』で今現在も通している。

開発途上国ビジネスのスタート時、タイの華僑のオーナーとなかなか話し合いが平行線の時、私は黒板に『正直・誠実・勤勉 信頼・互譲・協力』の6文字を書いて、それまでもめていたネゴが一挙に解決したのである。

カワサキのCKDビジネスビジネスはこの6文字からスタートしたと言ってもいい。

 

 ★今年の川崎重工は車輌問題もあったのだが、ガバナンスをいろいろチェックしていたら、こんな表に出会ったのである。

 企業の社会的責任( corporate social responsibility、CSR)は昨今よく言われるが、『企業統治ランキング』でこんな表に出会ってびっくりした。川崎重工業が1位にランクされているのである。

    

 

 他にもいろいろランキングはあって、そこには川崎重工業は出てこないのだが、こんな表に出会ったのもまた事実なのである。

二輪車は冷蔵庫やテレビなどとは違って、文字通り社会の中を走り回る商品なのである。そういう意味で二輪業界は独特の『企業の社会的責任意識』が強烈にあったことも事実である。業界あげての『安全運転活動』など独特のものを持っているのである。

そいう意味では、二輪業界はフェアで、日本で真っ先に『リコール』を実践したのは二輪業界で、もう50年も前のことである。

 

★今の日本の大企業など、『誤魔化す』ことが体質化している企業体は是非、『正直・誠実・勤勉 信頼・互譲・協力』など、戦前の修身教育に則ったようなかっての川崎航空機の『社是や執務態度』を見習って欲しいなと思う昨今なのである。

 やはり『修身教育』を無くしてしまった『戦後の教育』がダメだったのかも知れない。

 

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 雑感日記のEnglish Version です。

 

 


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