★Yahooの意識調査 『南北共同宣言、「朝鮮半島の完全な非核化」は実現できると思う?』
の結果は、『実現できない』が圧倒的で80%を占めている。
『時間はかかるが実現できる』は12%に過ぎない。
今まで北朝鮮には何度も騙され続けていた実績が、こういう回答になるのだと思う。
私自身は、非常に楽観的かも知れぬが『早期に実現できるのでは』と思っているのである。
単なる「カン」でしかないのだが、その理由は『今回北朝鮮が対応する相手』が『トランプさんだ』ということだけである。
『トランプさん』 彼は従来の政治家とは全く違う『政治の素人』だが、何事も『実現しなければ何の意味もない』という実業の世界のプロなのである。
就任以来1年、やってきた人事一つを見ても、従来の常識では考えられないやり方だが、この北朝鮮問題には『トランプさん自身の政治生命』を賭けての対応となっているのは間違いない。
金正恩さんと違って、大統領の任期も長くないし、人生そのものがそんなに悠長なことは言っておれないのである。
今回の北朝鮮の金正恩さんの変貌ぶりを見ても、ちゃんと対応しないと『国も体制も持たない』という判断がそうさせたのだと思うし、これまでのトランプ流の北朝鮮対応は、従来の歴代大統領のやり方とは全く違うことを身に染みて感じて、この数か月に態度を一変させたのだろう。
『朝鮮半島の完全非核化』という基本目標は、明確に昨日の南北首脳会談で宣言されたから、その具体的な展開については近く開催される『米朝会談』で具体的な話になると思うし、続いて『日朝会談』も拉致問題や北朝鮮への支援問題なども含んで、具体化される方向となるだろう。
ホントに楽観的な見通しだが、『早期に実現できなければ』トランプさんにとってみれば『何の意味も持たない』のである。
『実現しない』と答えた80%の方は、朝鮮半島でまた、戦争でも起こるという風に考えておられるのだろうか?
『具体的な対応』がなければ、北朝鮮への制裁は続くだろうし、それはNOだから、今回金正恩さんは、南北首脳会談に応じたのだと思う。
次回の『米朝会談』が待ち遠しい。 多分間違いなく『いい会談結果』になるだろうと思っているのである。