★なでしこジャパンも豪州戦を引き分けて2019フランスで開催されるワールドカップの出場を決めた。
男子の方は今年6月のロシア大会まであと2ヶ月に迫っているのだが、突如4月になって、バヒド・ハリルホジッチ監督が解任され、後任監督には日本サッカー協会の西野朗技術委員長が就任することになった。
これはちょっとビックリする人事である。
Yahoo の意識調査ではこのような結果になっていて、普通一般の素人の意見は、どちらかというと『賛成しかねる』というのが大勢のようである。
解任は『納得できない』というのがちょっと上回っているし、
西野新監督の手腕にも『期待しない』というのが大勢を占めている。
野球の監督などに比べて、サッカーの場合はちょっと負けが混んだりすると『監督交代』がすぐ行われるのだが、サッカーというのは野球に比べて『監督の手腕』が直接勝敗に関係するとみているのだろうが、それが素人には『よく解らない』ところでもある。
『予選の緒戦を負けたら本番には出られない』と言われていた従来のジンクスを跳ね返して、見事予選を突破したバヒド・ハリルホジッチ監督の解任は、ちょっと納得できないのが普通だと思うが、いろんな記事を読んでいたら、サッカー協会にもいろんな事情があって、これでは監督もなかなかムツカシイなと思ったりもしたのである。
★そんな中の一つに『スポンサーの不満』というのがあって
6大会連続のW杯本大会出場こそ決まっていたが、ハリル・ジャパンは魅力のない試合を連発し急降下したTV視聴率には最後まで歯止めがかからなかった。「W杯最終予選だったら30%超えが当然」のはずが、ハリル・ジャパンではW杯出場権獲得試合の豪州戦でさえ、平均24・2%がやっとで、大金を払うスポンサー筋からブーイングが沸き起こった。
というのである。
また本田や香川が大会直前に代表落ちを通告され、
特に香川は、日本代表ユニホームの公式スポンサーであるアディダスジャパンとの個人契約選手で、同社は日本協会と2023年まで総額250億円の8年契約を結んでいて、香川の土壇場落選は、日本協会にとってあってはならないシナリオだった。協会の年間収益の約70%が日本代表関連のもので、代表がコケれば日本協会の台所は一気に火の車になる。2018年度では年間約235億円の収入を想定し、約165億円前後の財源は日本代表がもたらす。
とされていて、6大会連続出場を果たしたW杯でここまで話題にならない日本代表はハリル・ジャパンが初めてのことで、こんなことも更迭の一因だというのである。
確かにそんな面も今の世の中あるのだろうが、これでは監督も大変だなと思ったりする。
★では、残り約2カ月で西野新監督に何ができるのか?
ハリル監督解任が英断だったといえる成績を出すのは並大抵のことではないと思う。
サッカーは特に、監督の意向で選手が変わるが、素人の勝手な希望を言うなら、『本田・香川・岡崎』は是非、そのほかにもGKの西川や中村憲剛・浅野拓磨などは入れて欲しいなと思ったりする。
然し、いずれにしてもワールドカップでベスト16に残るのは、運でもなけえればムツカシイというのが、今の実力かとも思うが、
女子は前々回が優勝、前回2位になっているので、男子も頑張って欲しいものである。
女子の場合は一貫して『日本人監督』なのだから、男子の場合も『日本人監督』で通せばいいのではなかろうか?
ワールドカップ予選を勝ち上がってきたのに、おかしな理由で監督解任されたバヒド・ハリルホジッチ監督は、気の毒である。日本独特の協会との意志の疎通などが要るのならなおさら『日本人監督』の方がいい。
『西野監督』で上手く行かなかったから、また外人監督というのでは、『日本独特のサッカー』はいつまで経っても育たないような気がするのである。