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孫・門野真也のこと  

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★いまはアメリカにいる娘の方の孫、門野真也が年末から新年に掛けて日本に遊びに来ていて、我が家に滞在している。

 アメリカのBerkeley大学の3回生で、なぜそんな有名大学に入れたのかと言うと、サッカーでの推薦入学だったのである。

 まだ、小さい子供の頃のことをよく知っているので、どう考えても真也がこんなになるとは信じがたいのである。

 

 一言で言うなら『アメリカの個人を育てるシステム』がよかったのと、『本人のバカみたいな努力』の賜物だと思う。

 

   

 

 いまはチームでも中心選手になっているのだが、そんなにすんなりと来たわけでもないのである。

大学に入るころから『プロになる』などと言うものだから、そんな大層なことを言っても『プロなど夢のまた夢』だと思っていたのだが、今回日本に来てからの生活態度や話など聞いていると、『ホントにひょっとしたらプロになる』かも知れないと思ったりするのである。

 今朝も朝6時には起きて玄関でトレーニングをして、近所のグランドで1時間ほど走って戻ってきた。

 9時半からは私が誘ったら、ジムに付き合うというのである。そして昼は昼寝、夜9時からは米田和彦くんに誘われて『フットサルの試合』に参加するという。よく食うのだが、むやみやたらに食うのではなくて何となく体調管理を考えている節がある。アメリカでは米は食うけど玄米しか食わないとか言っていた。

 

  アメリカでは Tad Kadono で通っている父親の門野匡秀が Facebook にこんなことを書いている。

 

   

 

 ・・・3年目。自称”挫折に強い男”は、腐らず誰よりも早くフィールドに行き、練習続け、スタメン獲得。ポジションはあちこちさせながらも、粘り強くゴールを決め、気づけばチームで得点王。
ハイスクールのアカデミー時代から得点王だったが、・・・・3年目は少しでき過ぎ感もあるが、ケガさえしなければ楽しみな4年目になるはず。・・・来年も今年以上に一生懸命応援するので、まず体を休めて来シーズンもがんばれ!

 

一度、『プロなどいい加減に・・』と本人に言ったことがあるのだが、その時戻っていた答えが、『ハイスクール時代に入っていたチームでも、最初は一番下手だったが、大学に入る前にはチームトップになっていた』と言うのである。

 

★運動センスや才能などは、結構 DNAに負うところ大で、真也を見てると『そんなに生まれつきの運動神経』などは人並み以上のものはなかったと思うが、『努力』と『娘婿が持ってる体力と気質』、特に『頑丈な体力』がベースになっていると思うのである。

 

   

 

 これは娘婿の Tad とその長男の力也だが、力也はすんなりしているのに次男の真也は、『腕相撲で負けたことがない』という父親のDNAを受け継いでいるのだと思う。格闘技の要素もあるサッカーで真也が倒されたのはあまり見たことがないのである。

 

★今回日本に来て、アメリカの大学のサッカー部のシステムを聞いてびっくりなのである。

 サッカーで推薦入学したので『授業料は免除』と聞いていたのだが、それは『授業料を払わなくていい』ということだと思っていたのだが、そうではなくて『授業料が払えるだけの金額』が本人に支払われてその中から本人が授業料を払うそうである。今年は授業料を払えて、さらに生活費も払えるだけの金額を貰っているので、生活費も掛からないというのである。

 さらにびっくりしたのは、その金額はサッカー部の選手一律ではなくて、チームでの地位によって変わり、監督と個人との交渉でその額が決まるというのである。そして来年の契約は今からだが、今ではチームでTOPの位置にいるので、結構な額が貰えるはずだというのである。

 コレでは既に、プロと同じような生活をしているみたいなものである。サッカーの用具や衣服は支給だし、トレーナーも付いているし、遠征で泊まるホテルは一流ホテルばかりだし、アメリカの大学のスポーツ選手はこんなシステムの中にいるようで、日本とは全く異なる環境なのである。

ちなみに、アメリカのプロチームの数は幾つあるのか?と聞いたら40幾つもあるそうだから、それなら何とかなるかも知れないのである。さらに大学では勉強だけは確りしないと卒業できないから、それなりに学問も身に付いているし、語学も日本語・英語・スペイン語が大丈夫と言うから、アメリカでの就職などには困らないので、『できるだけ長くサッカーをする』と言うのである。

今回は、結構ちゃんと聞いたので、真也のいうことにも納得できたのである。こういう、個人の夢が自然に実現できるアメリカのシステムはいいと思う。

ホントにひょっとすると『サッカーのプロが実現』するかも知れないのである。

 

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 雑感日記のEnglish Version です。

 

 

 

 


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