★日ハムの大谷翔平 が大リーグを目指すという。
NHKなど各マスコミも大きくそのニュースで報道をした。
大谷翔平と言えば、もうあれから5年も経ったのか
高校生から直接大リーグ入りを宣言していたのに、日ハムだけが手を挙げて獲得に成功したあの頃を思い出す。
2012年オフに一度はメジャー挑戦を打ち出していた大谷をドラフトで強行指名。「日本ハム入団の可能性は0%です」とまで言っていた大谷を誠意と熱意と「二刀流プラン」で翻意させ入団にこぎつけたのが栗山監督だったのである。
それから5年、約束通りに育て上げて、今回大リーグに挑戦する大谷に栗山監督はこう言っている。
「一番は本人が頑張った。世界一の選手になると信じているが、もっともっと前に進まないといけないと思う。まだまだボクが思っている大谷翔平の天井はこんなところじゃない。・・・メジャー挑戦はそんなに簡単な道じゃない。成長するために必要な要素はまだまだある。自分がしっかりしていないと方向性が出ない。楽しみもそうですけど、心配の方が大きい」
日ハムに入団すると決断した大谷翔平も偉いが、人はそれぞれ運も持っているもので、
栗山監督と言う名伯楽に会えた強運で今の大谷翔平があるとも言える。
5年間順調に育った。 投手としても
打者としても、日本では『一番の選手』に成れたともいえる。
★ 大リーグを目指すのは当然だとは思うが、
『大リーグの労使協定』では過去の松坂がレッドソックスと6年総額 約61億円、田中はヤンキースと7年総額 約160億円のような巨額契約ではなく、25歳未満のドラフト対象外の外国人選手はマイナー契約となり、23歳の大谷はこの協定の対象となるという。
契約金も各球団によって上限が設定され、外国人選手との契約の余剰金はレンジャーズの約4億円が最高で、メジャー契約に切り替わった場合でも、1年目の年俸は約6200万円程度となる見込みだという。
大リーグでの二刀流継続には「二刀流の環境があるかは分からない。球団の方がどう考えているかを聞いてみたい」と話した大谷だが、金額面ではこんなに厳しい環境でも、今年の大リーグ移籍を決めたのには、大谷翔平なりの『考え方』があるのだろう。
★ このオフシーズン、『大谷翔平の大リーグ球団との契約』は大きな話題になることだけは間違いないが、まだ23歳の超有望な素材が『ぜひ二刀流』で、大リーグでも『一番の選手』になることを、日本で栗山監督に出会えたようないい指導者にアメリカでも会えることを期待したい。
日本のドラフトと違って、大谷翔平サイドに選択権があるので、『いい判断』をすることは間違いないのである。
金額面に拘らなかった、大谷翔平の判断は、流石だなと思った。