★アメリカの高校生の年代のサッカーは、日本とは仕組みはちょっと違うが、なかなか高度で如何にもアメリカらしく合理的である。
US Soccer Development Academy という全米を統括する組織があって、
大きくこのような地区に分かれていて、
それぞれの地区に約10チームの公認チームがあるので、全米には約60チームの公認チームが存在するのである。
これがアメリカのハイスクールの年代の最も権威のあるチームなのである。
孫が所属する Strikers FC もその一つで、その中には年齢別に6チームがあり、それぞれのチームは約20名ぐらいで構成されていて、セレクションがあるし年中トライアウトという途中入部、退部もあって常に最高のメンバーで構成されているので、アメリカのトップクラスが集まっていると言っていい。
各地域に分かれてはいるが、どこの地域のチームでもトライアウトは受けれるので、各地域の格差などもある程度は解消できるようになっているし、Strikers のメンバーでも翌年は、さらにプロだけを目指すトップレベルのチームに移ることも珍しくはないのである。
そんな各地区のリーグ戦が、9月から来年6月まで、毎週末に行われそのトップチームで全国大会が行われるのである。
そしてアメリカの各大学のサッカー部は、このようなチームの中からさらに優秀選手をセレクトして、推薦入学させるという仕組みだし、さらにプロチームも大学チームから、セレクトするのが一般的なようで、大学は勉強もしないと卒業はできないので、単に『サッカーだけができる』のではない「人材の育成」を目指しているところがいい。
従って、高校・大学の年代のサッカー部はすべて20名ぐらいの人数で構成されていて、日本の名門チームのように100名以上もいてレギュラー以外は応援団のような仕組みとは、全く異なっている。
大学もスポーツ大学でhなくて名門大学の運動部が強くて、ちなみに昨年度のチャンピオンチームは、あの『スタンフォード大学』で、公立大学では世界のトップクラスのバークレー大学も結構強くいて、孫も行っているのだが、そこから毎年プロチームへの入団が続いるのである。
★日本でいうと、新春の高校サッカーはトーナメント方式だが、全体のレベルの高さはそれ以上のチームで年間を通じて毎週リーグ戦が行われているのである。
昨日はそんなリーグ戦の開幕戦だったのだが、幸先きよく4-1で、開幕戦を飾ることができたのである。
これはその試合の「動画」である。
キーパーをしているのだが、まだ16歳なのに、すでに大学からの推薦申し込みが、いくつかあって、結構なレベルなのである。背だけは子供のころから大きかったが、ここまで来たのは、小学生時代からメキシコ代表のキーパーの個人レッスンを続けてきたおかげで、日本では考えられない「個人を延ばす仕組み」がアメリカにあるからだと思っている。
娘が撮って来た写真だが、バランスがいいのは、基本が出来ているからだと思う。