★ 『お金が増えれば幸福になれるわけじゃない!?』
こんな幸福論があったので読んでみた。
大体『幸福』とはどんな状態をいうのだろうか?
いずれにしても、それは気持ちの問題で、それを『お金の額』で判断するというのがもう一つよく解らないのだが、
日本で、『年収が800万円を超える』と幸福度は上昇しなくなるというのだが、逆に言うとそれまではこのグラフのように収入が伸びるに比例して幸福度が上がるというのである。
私自身の経験から言うなら、『そんなことはない』と思うのだが、興味がおありで詳しくお知りになりたい方は、このリンクを開いてお読みになればいい。
http://diamond.jp/articles/-/141130
★自分自身の人生を振り返ってみて、そして現在も、
非常に浮き沈みの多い人生を経験してきたし、お金に苦しい時代も確かにあったのだが、その『幸福感』にお金との相関は全くと言っていいほどなかったように思うのである。
『お金』というか『年収』に関して、仮に800万円の線は、生活に十分の余裕があるかないかが分かれる額と考えておられるようだが、
子供の頃は、間違いなくその線よりは上の生活だったし、終戦後は一転余裕のない生活がずっと続いて、初任給12000円で就職し、年々その額は上がったが、結婚当時も月収4万円ぐらいでめちゃくちゃ苦しかったと思う。その後どんどん給料は上がったが、30歳代で土地を買い家を建てたら、その借金の返済で55歳ぐらいまでは、金銭的余裕など全くなかったと思う。
それが55歳を過ぎたころから、子どもたちは独立するし、家のローンは完済したし、退職金も入って、年収も800万円を超えたと思うが、特に『幸福度が増したりした』とは感じなかった。
定年後の今は、年金だけだから、年収800万円など遠く及ばないが、結構満足した生活ができている。
筆者の方は
(1) 年収800万円(世帯年収1500万円)までは、収入が増えるほど幸福度は増す。
(2) 金融資産1億円までは、資産の額が増えるほど幸福度は増す。
(3) 収入と資産が一定額を超えると幸福度は変わらなくなる。
と言われているのだが、『幸福度をお金で判断する』こと自体が、どうも納得できないのだが・・・
別に『お金が欲しくない』とか『お金が大事でない』とは思わないが、その基準が年収800万円は少々高すぎるようにも思うのだが・・
もう一つこの理論そのものがよく解らないのである。