★『世の中にない初めてのこと』 を考えたり、自分で実際にやってみたりする経験はなかなかないものです。
そんなチャンスに巡り合うことがまずないのでは?と思ったりします。
あなたは、そんなことやったことありますか?
どなたか周りの人で、そんな経験ある人いますか?
学者の方や、評論家や、新聞記者さんなども、そんな機会に巡り会うことがないので、アタマの中で考えることすらなかなか難しいのだと思います。
ましてや、それを新しい仕組みの中でやろうとすると、周囲の人たちはそれを想像することすら出来ないのだと思います。
こんな発想の仕方を『創造力』と言うのだと思います。
『創造力』は、これは特殊才能だと思います。
別に『創造力』がある人が、『エライ』とも思いませんが、音楽家や歌手、大工さん、棋士、芸術家などと同じ、生まれつきの特殊な才能ではないかと思っています。
★自分自身のことで恐縮ですが、
私自身は、そんな特殊能力である『創造力』を生まれつき持っていると自信を持って言い切れます。
入社して約45年間、新入社員の時から、それまでの上司の方がやったことのない、全く新しいことばかり、それも殆どの場合『新しい仕組み創って』やってきました。
そんなことで、現役時代『引き継ぎ』みたいなことやったことありません。全て新しい仕事ばかりでした。
二輪事業と言う、業界も新しかったし、会社としても初めての事業であったし、世界展開ですが、アメリカとヨーロッパと開発途上国それもナイジェリアとタイでは全く環境も売り方も違います。
そして二輪販売は世界中、四輪車とは違った販売店ネットワークを創っての販売方式なのです。さらにその中でレースがあったり、遊びがあったリ、商品開発も注文主などいませんから、どんな機種を何台作るのも勝手なのです。そのリスクは全部自分で背負わねばなりません。趣味嗜好の強い商品ですから、その価格との関係もあって、事業全体が白紙に絵を描くような、自由で解り難いところがあるのです。
そんな環境で育ったものですから、『創造力』を発揮する機会はいっぱいありましたが、事業に従事された方が全て『創造力』があったわけでもありません。
『創造力』のある人など、ある意味生まれつきの変わった人だと思っています。会社の仲間を見ていても、ほんの2,3%しかいないのではと思ったりします。1
ただ、創成期のカワサキの二輪事業には、そんな『創造力』のある『変わった人』が、不思議なほどいっぱいいたような気もします。
それが業界の中でもちょっと変わったカワサキを創り上げたのだと思います。
或いは、本田宗一郎さんのバリバリの現役時代でしたから、そんなやり方を真似てたら、そうなったのかも知れません。
★会社の現役時代からいろんな方にお会いしましたが、こんな発想の世界を的確に表現された先生に一人だけ巡りあいました。
非常に的確に表現されていて、120%共感しましたので、ちゃんと記録して今でも持っています。
そのご立命館大学の先生などもされた服部吉伸さんです。
このブログでも何度も引用させて頂いています。
『これからの流通業』服部吉伸著 から
流通業とは「自分の仮説の正当性を問うビジネスである。
仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である。仕組みを造らずに放たらかしの形にして、創意工夫してやりなさいというのは酷である。損なやり方である。
システムとは手続き通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が実現できる仕組みでなければならない。現在のシステムは単なるデーターのアウトプット体系に過ぎない
通用する発想とは正しく現状を捉え説得力があり、やがて多くの人の賛同を得られる考え方を指している。
ここでやがてという言葉を使っているのは、正しい考え方が最初から多数派である筈がないからである。
世の中には原因のある問題と原因のない問題の二つがある。
原因のある問題は、原因の追究、把握、対策と言う思考ステップで課題を解決する。原因のある問題の解決に必要な能力は創造力と呼ばない。
創造力の源泉はアイデアであり思考ステップの特徴は「絞り込んで考え続ける」というところにある。
★ 大阪の橋下さんのやっていることは、全く新しいことばかりです。
そして、それを新しい仕組みの中で、やろうとされています。
専門的な知識は豊富でも、『創造力』と言う特殊才能を持たない、全く世の中に存在しない新しいことなどやったことのない、学者先生や、評論家の方たちの論評は、それが当たっているいない以前の『解っていない』 そんなレベルではないかと思っています。
『創造力』など発揮する人は、特殊分野なのですから、特殊な分野は『音楽評論家』など特殊専門の評論家の分野ですから、一般の評論家では無理な範疇なのだと思います。だから、結果的にトンチンカンな評論になってしまうのだと思います。
橋下さんは、そんな『創造力』をお持ちのほかに、抜群の説得力、話術がある、さらに非常によく勉強されていると思います。
知事時代からの経験、実績に加えて、『絞り込んで考え続けた』結果なのだと思います。
通用する発想とは正しく現状を捉え説得力があり、やがて多くの人の賛同を得られる考え方を指している。
ここでやがてという言葉を使っているのは、正しい考え方が最初から多数派である筈がないからである。
『消費税を地方税に』こんな発想も、やがて、世の中の主流になるかも知れません。
★私自身は今現在も、そんな『創造的は世界』で遊んでいます。
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