★広報みき が送られてきた。
表紙に 新市長仲田一彦さんが載っている。
選挙時の公約の5つの『市政運営の柱』も載っている。
選挙公約だから、それを守って市政運営をの柱にされることは当然で、全然問題はないのだが、外から見た時の三木市と三木市の中に入った時に改めて感じられることも多いだろうから、その辺は柔軟に対応して頂きたいと思っている。
市民に対する「就任のご挨拶」をこのように述べておられる。
『市民の皆様の温かいご支援をいただき、第6代三木市長に就任しました。人口減少、少子高齢化の中、まちの活力を保ち続けるため、市民・企業・議会・行政が一体となって「三木創生」を成し遂げるべくまちづくりを進め、誇りをもって暮らせるまち三木をつくりあげていきます。
また、市役所をはじめ、議会や市民との情報共有を進め「風通しの良い市役所」をつくるとともに、市政の透明性を高め、説明責任を果たしながら市民目線に立ったサービスを第一に考え、県や近隣市町とも連携しながら安定した市政を進めていきます。』
★新しい市政が始まったばかりだが、新市長仲田一彦さんのご挨拶は、前市長の薮本さんがおやりにならなかったことをやろうとなさっていることに共感を覚えるので、私なりに率直に意見を述べてみたい。
ご挨拶の中で言われていることの特に次の3点に対する私見である。
● 誇りをもって暮らせるまち三木
『誇りをもって暮らせるまち三木』具体的にどのような環境になれば、市民は自分の住んでいるまち三木に『誇りを持つ』のであろうか?
これはなかなかムツカシイ問題なのである。現実の三木市長選の投票率を見ても、三木市民のうち『三木市政に関心のあるヒト』もっと言えば『三木市に関心のあるヒト』が大勢を占めているとは思えない現実なのである。
そんな人たちを含めて、三木市民が三木を誇りに思うようにするためには、三木市以外の一般の人たちから『三木はいいな』という声が出て、それが三木市民に聞こえてくるような状況にならないと、『三木のイメージの高質化』は実現しないのである。
●『議会や市民との情報共有』
議員さんは、三木市政に関心がある方だし、いろんな形で議員さんとの情報共有は、そんなにムツカシイことではないと思うが、『市民との情報共有』はまさに『言うは易し』だが、それをどのような形で具現しようとするのか? 1ヶ月に1回の『広報みき』ではとても無理だと思う。
これを行うためにはかって三木市が提携した当時の佐賀県武雄市の樋渡市長のように、ネットを自ら毎日発信されるぐらいでないと現実には『ムツカシイ』と思うのだが、選挙時に仲田さんのスタッフがちゃんとその機能を果たしたように、職員の中から適任者を抜擢して、選挙の時と同じような活動をされたらいいと思う。
選挙中はFacebook にこのようなサイトを『仲田後援会』としてお持ちだったのだが、今度は三木市長としての公式サイトをお持ちになることをお勧めしたい。 https://www.facebook.com/nakata.kouenkai/?fref=ts
情報発信の具体的な対策としては、例えば『広報みき』の配布先を、三木市民以外の人たちも対象にして、神戸電鉄の各駅に無料広報誌としておくなど、すでに各地行政が取り組んでいるような新しい取り組みがいいのではと思っている。広報三木の内容も目的に合わせて文字通り三木の情報紙としてもう少し『読んで楽しい内容』にされてはと思う。
今は約4万部ぐらいの発行部数だと思うが仮に枚数を倍増しても『紙代』だけだから殆ど費用は変わらないし、仮に10万部も発行できるようなら、裏表紙に広告をとったらすべての費用は賄えるのではと思う。三木市のホームページには広告をとっているのに4万部も発行する広報三木になぜ広告をとらないのかと思っている。
是非、市長が思っておられる目標をホントに実現できるような具体的な動きをと思うのである。
何事も 実現しなければ意味がない。
●『県や近隣市町とも連携しながら』
このような『スタンス』はいいと思う。薮本さんには、こんな発想が皆無だった。
三木市には立派な県の施設もいっぱいだし、観光やゴルフで三木を訪れる人も多いので、兵庫県をはじめ近隣市町村との連携は基より、一歩進めて近隣の市民の人たち、全国の人たちとの連携を図ることが一番大事だと思っている。
すでにご存じの方も多いと思うが、『田舎記者の手帖』http://blog.livedoor.jp/inakakisya/archives/cat_50041370.html を書かれている記者さんは確か加古川の方だが、三木市への関心は、三木市民以上に強いものを持っておられるし、今回の『仲田新市長の実現』にも追い風となったはずである。
いい施策やいい情報を流されたらこの『田舎記者の手帖』が間違いなく取り上げて頂けると思う。相当の情報発信力だからこのブログに取り上げられるようなことが多ければ、『仲田市政は成功』と言ってもいいのではなかろうか。
身内の評価にくらべて、第三者の評価は、本当に大事なのである。
★この10年程、『市政』にも幾らか関心があって横から眺めていたのだが、どこの市も『市民・市民』を連呼するのだが、それは『どんな市民』を対象にされているのだろうか?
その殆どは地域自治会や団体などが中心の『タテ型日本式発想』がベースで、このような体制が中心である限り、自分のまちに無関心な人が大勢を占めている現実が変わったり、『自分のまちに誇りを持ったり』するようなことにはならない。
『自分のまちに無関心な市民』対策こそが肝要で、どこの市も具体的な対応を間違っていると私は思っているのである。
自らの市のブランド・イメージの高質化は、『他人を対象』にしないと実現しないのである。『イメージ』とは他人の評価なのだから、身内で幾ら『三木がいい』と言ってみても『誇りの持てる三木』の実現は難しい。
『誇りをもって暮らせるまち三木』という目標は非常に高いムツカシイ目標だが、非常に高質ないい目標だと思っている。
前市長薮本さんが目標には掲げたが、実現はしなかった
『日本一美しいまち三木』の実現を目指してほしいなと思っている。
私は投票日の前日、一度だけ仲田さにお会いして、こんな写真も撮ってきて
http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/4b05b59ab5ad743b536931d475319d51
こんなブログも、アップした。
その時は後援会の方からも幾つかの反応もあったし、私のブログの紹介などもして頂いたのである。
今回が仲田さんについて書くのは二度目である。
果たして、仲田一彦市長のところまで届くだろうか?
三木市長になってしまわれたら、『三木市民の声も届かない』では困ってしまうのである。
少なくとも、私は『三木に愛着を持っている』し『三木が誇れるまちになる』ことをこころから望んでいるのである。
仲田一彦新市長のご健闘を祈りたい。