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小久保 侍ジャパン 雑感

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★私自身は、野球をやっていたのだが、『観るスポーツ』としてはそんなに面白くないな、と正直思っていた。

そんな野球で、今回のWBCは、事前のオープン戦の成績がもう一つだったし、大リーグのピッチャーは不参加だし、大谷も不参加になってあまり関心もなかったのだが、本番になると無傷の6連勝で決勝シリーズに駒を進めた。

 

キューバ戦も、オランダ戦も熱戦を最後勝ち切って、そして第3戦イスラエル戦は完璧の試合運びで,9回にまさかの3点は取られたが8-3で勝利したのである。

そこには野球のオモシロさがいっぱいで、『野球のオモシロさを見直した』のである。

殆ど真剣に野球など見たこともなかったのに、応援するというよりは『ちゃんと野球を観た』ということだったのである。

 

★ 何故かな?

その一つは、トーナメントではないが、1戦も落とせない『高校野球のような真剣さ』がそこにあるからだと思う。

通常のリーグ戦も、一生懸命やっていないとは思わないが、一戦に懸ける真剣さとチーム一丸になった纏まりが通常のチームとは全然違うように思う。

高校野球の魅力は、そんな純粋さや熱っぽさなのだと思うが、特に今年の『小久保・侍ジャパン』には、今まで以上にそんなことを感じている。

高校野球が母校の名誉を懸けて戦うように、日本を背中に背負っての戦い がそうさせるのかも知れない。

 

もう一つは、小久保 裕紀監督の従来のスター監督とは違った『玄人ぽさ』と選んだ選手たちの新鮮さなのかも知れない。

2017年のサムライ・ジャパンのメンバー27名だが、 全員の名前は顔を見ても言えない若手が多いのである。

かってのサムライ・ジャパンに比べたら、監督の小久保もスター選手ではあったが監督の王・原などに比べると地味だし、選手諸君も何となく小粒のような気もするのである。 

 

   

 

 小久保 裕紀監督は、従来のチームの監督のようにリーグでの監督経験のない、初めての『監督業』なのである。

そういう意味では、経験の少ない監督と言えるかも知れぬが、『リーダー』としてはソフトバンク・ジャイアンツという名門チームのキャプテンを務めただけあって、3年間の経験を積んで『代表監督』が専門職のようなところがあるように思う。

その采配などに対しても「言いやすい」からかいろいろな意見があるようだが、一言で言うと『玄人ぽい』のである。

その特徴の一つに『コーチ陣の人選』が独特である。 派手ではないがコーチとしてはプロと言える人たちを選んでいる。

この辺りが、従来の『侍ジャパン』と一線を画していると思う。

 このコーチ陣は地味だが、ホントにプロが揃っているのである。

    

      

 

   稲葉・権藤・仁志 あたりはよく知ってたが、その他の人たちは Wikipedia で見るとホントに『玄人』なのである。

   そんなコーチ陣を選ぶところに、小久保監督の野球に於ける『玄人ぽさ』を感じるのである。

   座右の銘は「一瞬に生きる」 だそうである。

 

   今後続く、決勝シリーズ その『一瞬に生きて』欲しいものである。

 

 

 

 

    

 

    得点した時の喜びようは、ホントに高校生のように純粋である。

 

   

 

  ちょっと本来の力が出ていないなと思っていたヤクルトの山田。 キューバ戦は流石であった。

  そんなに、体は大きくもないのに、『2年連続トリプルスリー』は、野球選手のセンスの塊のようで、私は彼は好きである。

 

   この人も、小久保監督と同じように、何となく地味だが『玄人ぽい』ところがいい。

 

  そんな二人が並んで写ってる写真があった。

 

   

   アメリカでもまた頑張って欲しいものである。

  

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