★ 高齢者の自動車事故について『そこまで言って委員会』で激論だった。
https://www.youtube.com/watch?v=75VZVnYvOBs
確かに、最近高齢者の事故が多いが、78歳で今も車を運転している『木村太郎』が高齢者と24歳以下の若い人たちの『事故率』は若い人のほうが多いと持論を展開していた。
よく解らぬが、ひょっとしたらそうかも知れぬ、自動車保険の保険料は若い人の方が高いはずである。
木村太郎さんは、『何歳になっても車に乗る』と言っていたが私も聞かれたら、木村太郎と同じように答えると思う。
いまの運転免許を持ってる人の数は、圧倒的に高齢者のほうが高くて、最近の若い人たちは免許を持っていない人も多いようである。ゴルフ人口も同じような傾向で、今の高齢者は『車とゴルフ』が華だった昭和の時代に生きてきたので、車に対する想いも特別なのだろう。
田嶋陽子さんも東京にいる時はタクシーだが、地方に戻ると自分で車を運転する。地方の交通事情では車なしには生活できないなどと言っていた。
ちょっと調べてみたらこんな記事に出会った。
木村太郎さんが言うように確かに事故数は増えているのだろうが、事故率は若い人のほうが高いようである。
高齢者が交通事故を引き起こす確率 実際には決して高くない
高齢者の運転による事故が頻繁にニュースになる。世の中には「高齢者の運転は危険」という刷り込みもなされつつある。しかし、この“常識”が必ずしも正しくないことが明らかになってきた。
平成24年の65歳以上のドライバーの交通事故件数は、10万2997件。10年前の平成14年は8万3058件だから、比較すれば約1.2倍に増えている。これだけを見れば確かに「高齢者の事故は増えている」と思ってしまうだろう。しかし、65歳以上の免許保有者は平成14年に826万人だったのが、平成24年には1421万人と約1.7倍となっている。高齢者ドライバーの増加率ほど事故の件数は増えていないのだ。
また、免許保有者のうち65歳以上の高齢者が占める割合は17%。しかし、全体の事故件数に占める高齢者ドライバーの割合は16%で、20代の21%(保有者割合は14%)、30代の19%(同20%)に比べても低いことがわかる。
年齢層ごとの事故発生率でも比較してみよう。
平成24年の統計によれば、16~24歳の事故率は1.54%であるのに対し、65歳以上は0.72%。若者より高齢者のほうが事故を起こす割合ははるかに低い。この数値は30代、40代、50代と比較して突出しても高くない。
また、事故の“種類”も重要だ。年齢別免許保有者10万人当たりの死亡事故件数を見ると、16~24歳が最も高く(8.52人)、65歳以上はそれより低い件数(6.31人)となっている。
高速道路の逆走など、一部の“トンデモ事故”がメディアなどでクローズアップされるだけで、実際には高齢者が事故を引き起こす確率は決して高いわけではないのだ。脳神経疾患や認知症が専門である鳥取大学医学部の浦上克哉教授は、高齢者の運転についてこう語る。
「一口に“高齢者”といっても、視力や注意力など、運転に必要な能力には個人差が大きい。運転のように、長年の経験によって覚えている記憶を“手続き的記憶”と呼びますが、一般的にこういった古い記憶は年を取ってもある程度保たれます。もちろん高齢者は自分の現在の能力が若い頃と違うと知る必要があるが、“高齢者の運転=危険”と杓子定規に決めつけることはできません」
グラフで見る限り絶対数はこのようになっているが、高齢者が増え若者の免許保持者が減少しているので絶対数ではこんなグラフになるのだろう。
★ 確かに、自動車保険の年齢条件を見る限り、高齢者よりは若い人のほうが危ないのだろう。
だが、高齢者はどんどん増える世の中なのである。
事故率が低いからと言って、交通事故死者がどんどん増えては困るのである。
『安全運転対策』の『死者数削減』については『二輪車での事故死』が多かったこともあって、長年国の中央とも協働して二輪業界でも『安全運転対策』を展開してきたのである。
その結果、交通事故死はピークで16000人にも達していたのだが、現在は5000人を割る水準に達しているのである。
高齢者の交通事故は、放置すると間違いなく増加するので、より具体的な効率のある対策が必要だと思うのである。
私自身は、つい先日も書いたが、『アタマと身体鍛えよう』と思っている。
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