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人の不幸を喜ぶものは自らの無力を恥じよ

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★人それぞれ座右の銘のようなものを持って生きているのだろう。

私自身も、『座右の銘』らしきものは持って、それに忠実に生きてきた。

既に79才にもなったし、少なくとも今までは自分で決めた『座右の銘』を守れたと思っているので、

『私の生き方、意見』というカテゴリーをつくった機会に、ご紹介してみたい。

 

 

★『人の不幸を喜ぶものは自らの無力を恥じよ』

戦後、吉田内閣の副総理などを歴任した、緒方竹虎の言葉の「はず」である。

戦後未だ中学生のころに、新聞か何処かで目に止まったのだと思う。

だが、言葉だけは強烈に心に響いて、『そういう生き方をしようと』と、その時、秘かに決心したのである。

そして、中学生のころから、79歳の今まで、人生でそのような場面に出会うたびに、自分にそう言い聞かせて生きてきた。

 

 普通座右の銘というのは、一般にありふれた言葉が多いものだから、

こんな言葉はあまり知られていないし、『座右の銘』として適当かどうかも分からずに、あまり人に話したこともない。

『ホントに、緒方竹虎の言葉ですか?』と言われると、それももう一つ『自信はない』のである。

 

 

★『人の不幸』にもいろいろあって、自分に関係のない『人の不幸』を喜ぶ人は、そんなにはいない。

東日本大震災で被害を受けた人の不幸を喜ぶ人は皆無に近いだろう。

然しこれは、自分に直接関係がないからである。

 

●然し、自分に直接関係のある、或いは自分が所属しているグループなどが直接関係する場合は、あからさまに『人の不幸』を喜んでいる場合も多い。

阪神ファンが、巨人が負けたら喜ぶ類がそうである。

シェア競争をしている相手のメーカーが、『クレーム』でも起こすと、内心秘かに『ほくそ笑んだリ』したくなるものである。

人の不幸でなくとも、競争相手がどんどん好調な時は『不幸を期待したり』したくなるものである。

自らの職位の競争相手などについても、『その失敗を喜んだり』したがるものである。

政治の世界での『権力闘争』などでは、『人を不幸に落とす』ように画策することもあるのかも知れない。

 

★私自身、『人の不幸』を喜びたくなるような場面に、何度も遭遇してきたのだが、

この『座右の銘』のお陰で、何とか切り抜けてこれたと思っている。

現役の時から、

Kawasaki . Let the good times roll !!

Kawasaki に出会う人たちが、みんなハッピーになるような活動を続けていこう!!

というKawasakiのコンセプトに魅せられたのも

自分自身の『座右の銘』に共通するものがあったからである。

 

現役を離れた今

『異種、異質、異地域をみんな繋いで、楽しくいい時を過ごそう』

という基本コンセプトのNPO 法人The Good Times を主宰しているのも、

自分の『座右の銘』に照らして、『人の不幸』を喜ばない、『人の成功』をねたんだりしない、そんな生き方を貫きたいからなのである。

 

 

★ここから先は、直接本題と関係があるかどうか?

 

いま、私の周囲では『笑って遊ぼうミキランド』というイベントのプロジェクトが進んでいる。

想像以上にいい展開で、5月20日の開催を前に最後の調整に入っている。

昨日はそれについて、こんなブログをアップした

 

このプロジェクトは、NPO 法人BERT の主催である。BERTの理事長は元二輪の世界GPチャンピオン片山敬済さんである。

そのBERTが目指しているものは、東日本大震災や阪神大震災のいずれの時にも、災害地で大活躍であった二輪車に注目して、

『全国的な二輪車による災害対策組織の構築』を目指している。

簡単には実現はしないが非常に社会的にも高く評価すべき目標だと思っている。

昨年の3月11日の震災時に宮城県で大活躍だった、全国オートバイ協同組合連合会の吉田純一会長は先日その活動で表彰を受けたばかりである。

 

 これらの活動を素直に評価して、応援しようという二輪の関係者も、そのコンセプトに共感して支援する人たちも全国的にいっぱいいる。

そんな具体的な活動の一つが『笑って遊ぼうミキランド』なのである。

 

端的に言って、これだけ一般の人たちが応援ムードなのに、肝心の二輪業界が何故動かないのかな? と思ってしまうのである。

BERTの活動については、業界紙二輪車新聞に、大きな記事で取り上げられて全てのメーカーの人は先刻、ご承知のはずである。

片山敬済くんは、カワサキとは関係なかったが兵庫県神戸出身で、現役時代、ホンダ、ヤマハ関係だったのだが、ホンダさんからも何も動きはない。

 

これは、前述したように、むしろ自分たちに関係の深いところほど、ちょっと違った発想になってしまうのではなかろうか?。

兎に角『業界としての応援体制』はとられていない。

5月20日、兵庫県三木での開催、カワサキの地元なのだから、

『イベントカ―でもお使いください』ぐらい言って頂けたら、ホントに有難いのだが、

二輪業界は今のところ協力ないのに、不思議なことに自転車業界は、こぞって協力なのである。

 既に、兵庫県も三木市も後援決定だし、特別共催が『兵庫県サイクリング協会』なのである。

 

カワサキでも、KMJでも、ユーザークラブKAZEでも、地元二輪企業として二輪業界を代表されたらと思ったりする。

全国オートバイ協同組合連合会長の吉田純一さんはカワサキOBだが、当日BERTの理事の立場で出席されるようである。

カワサキの二輪事業の商品企画部長の古橋さんが趣味の『ミニSL』で協力してくれているので、カワサキOBの私としては、何とか面目が立っているのである。

間違いなく、大成功のイベントになるので、地元カワサキとして、ちょっと応援される方が『いい判断』だと思うのだが・・・・・・

とこんなことを思っている。

 

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