★ 私は、カワサキの二輪事業に40年間従事したこともあって、『カワサキは故郷』みたいに思ってはいるのだが、バイクには乗らないし、バイクの技術的なこともよく解らない。
ただ、カワサキの世界も二輪車の世界も、何故か性にあって好きなのである。
この写真に写っている人たちは、根っからの『カワサキファン、二輪ファン』たちで、バイクに関する知識の豊富さにはとてもついては行けないのである。
昨日は、ドイツから Peter Krauss さんがやってきて、私にもお呼びが掛かったのである。
ドイツからやってきて、なぜわざわざ三木まで足を延ばすのか?
昨日は、明石の川崎重工の正門前までも、今朝は神戸のカワサキワールドまで、この KAWASAKI Z1 FAN CLUB の主 登山道夫さんとたまたま関東からやってきた向笠暁彦さんとでPeterさんをご案内したらしい。
この Petter さん、ドイツではこんなクラブを持っていて、3年ほど前のZ140周年記念の年には、世界の先頭を切ってドイツでその記念集会を開催したその主宰者なのである。
Good Times PLAZA には、関東からも、和歌山からも、二輪ファンたちが集まってきて、グッドタイムを過ごしたのである。
どんな雰囲気なのか? You Tube でこんなカワサキの世界をお楽しみ下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=5UtWC5Xaj0o
★ たまたまだが、神戸ベンチャー研究会で、地域活性化のプロジェクト燦々SunSun の基本コンセプトのお話をさせて頂く機会があったのだが、このプロジェクトのベースになっているのは、端的に云うならかっての『カワサキの世界』なのだが、現代に合うように全く塗り替えてしまっている。
実は、Facebook でごく最近繋がったトモダチが、FBの中にこんなコメントを書いていたのである。
『Kawasaki さんに告ぐ!
Ninja や H など80年代のマシンのネーミングを無暗に今のクルマに付けるのは止めて欲しい。』
昨日、このPLAZA に来られていた方が、同じようなことを私に言われた。
『今のNinja H2 にはそのネーミングに何の魅力も感じない。私がH と思うのはあの3気筒のマシンだけ』と仰るのである。
昨日、ここに集まった人たちは、『熱心な二輪ファン』で『カワサキファン』だが、今の新車には全然興味を示さない。過去の栄光みたいなものを引きずっているだけでは、ファンたちもどんどん少なくなってしまう。
各地で開催されるコーヒーブレークミーテングなどのイベント会場に集まるバイクを見ていても、その主流は今の現役のバイクではなくて、過去のネーミングを付した旧車ばかりのように思う。
あんなミーテングを今のバイクを売る販社が支援していることがどれだけ二輪車のユーザーのパイを広げるのに貢献しているのだろうか?
ちょっと錯覚しているように思えてならない。
同じ支援するなら、新しいバイクだとか、20代の若者や女性などに絞るべきである。かって、カワサキが7万台を売った時代、真っ先にやったことは、KGRC(Kawasaki Good Riders Club)を潰してKAZEを創ったのである。その最後のEは カワサキのファンではなくて、Everybody なのである。
いま求められているのは、『発想の転換』なのである。
昨日Z1 FAN CLUB に集まった熱烈な二輪ファンを見て、その人たちの話を聞いて思った率直な感想である。
Peter Krauss さんは、一人で40台のバイクを持っているらしいのである。魅力さえあれば、新車に乗り替えてくれるかも知れない。
カワサキファンバリバリで、ハーレーなど見向きもしなかった登山道夫さんは、いまはハーレーの良さも認めている。 考えは変わるのである。
今度、登山さんになぜ今の新車に魅力を感じないのか?聞いてみよう。
★Ninja のネーミング は、そのスタートの時期明石サイドは大反対で、当時のアメリカのKMCにいた田崎雅元さんが、KMCのオフイスで当時の大庭本部長を『口説き落として』明石サイドの反対を押し切って、やっと決まったネーミングなのである。
その席にいたのは大庭さんと田崎さんと私の3人だけだったので、あまりご存じない話なのだが、このネーミングを発想したのは、『アメリカのKMC』だったのである。