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そこまで言って委員会 9月13日

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★昨日の日曜日、『そこまで言って委員会』戦後70年特集は

ケント・ギルバードさん ロバート・エルドリッヂさん ケビン・メアさんの3人のアメリカ人を交えて、戦後70年を回顧し日本とアメリカの関係を振り返り、

日米関係はこれでよかったのか、今後どうあるべきか?

原爆投下は正しかったのか? 安保法案はどうあるべきか? 沖縄普天間基地問題などなど

非常に興味のある課題と意見が披露され、非常に面白くもあったし、勉強にもなった。

 

★私自身は、70年前は12歳、中学1年生である。日本占領に入ってきたアメリカのGHQマッカーサーが、

具体的にどんな政策を行ったのか?

それがどのように変わってきたのか?

そのあたりは何となく解っている。

 

この番組の議論は、完全な形でYou Tube で発表されるのでそれを見て欲しい。まず、番組でも指摘されたマッカーサー元帥がトップのGHQ(General Headquarters)=連合国軍最高司令官総司令部 があって、マスコミも、教科書もすべてがそこで統括されていたのである。

 

  

 

戦後、多分2年間ぐらいは歴史の教科書はなかったと思う。私は中学校で歴史の授業を受けた記憶がないのである。

戦時中、崇拝された天皇についても、戦後初めての神戸への行幸時は泊まるホテルもなくて、神戸一中の校舎の3階の教室を改築してお泊りになったのである。そんなことで私は天覧授業を受けたりもした。中学2年生の時である。

この時期に既に新制中学制度が出来ていたし、3年生の時には男女共学が実施され神戸一中、神戸高校は県一女を併合することになるのである。さらに3年生の時に学区制が設けられ、明石から通っていた私は高校は明石高校への転入を余儀なくされたのである。

真偽のほどは解らぬが、この学区制も、『天皇陛下が泊まられる神戸一中とはどんな学校なのか?』とGHQが調べて『英才教育をやっている学校』ということで、その基準は特に厳しく、学生だけでなく校区以外からの先生も排除されることになり、私たち同期の人たちは先生も一緒に大挙灘高校に転校したのである。灘校が進学校として有名になったのはそれからのことである。

そして高校2年の時、朝鮮戦争が始まって、日本の景気は湧いたし、警察予備軍、自衛隊への道を進んでいくのである。

これらはすべてGHQ の方針であり占領下の日本は、最高司令官マッカーサーの指示で、マスコミも日教組も動いていたのである。ただマッカーサーは、『あの戦争が日本の侵略ではない』などと発言して解任されたりするのだが、その後の日米関係のいい関係の素地は、マッカーサーが齎したと私は思ったりしている。

Public Relations =広報活動の概念 を日本に持ち込んだのはマッカーサーだと言われている。PRの概念は、1950年以前にはなくて、『社会におけるいい人間関係創り』は日本とアメリカのいい関係を築くべくいろんなところでGHQが動いた結果が今にあると私は思っている。

 

番組の全てが関東の方でもご覧になれるので、一度ご覧になってから、次を読んでみて頂きたい。特に『安保法案』反対の方は、どのように思われるのであろうか?  

 

★この番組の中で、非常に端的に『原爆投下』の問題や、『日米安全保障の問題』あるいは今回の『安保法案の問題』などにも言及されているが、日本人だけでなくアメリカの人たちの率直な意見が聞けたのは貴重であった。

『安保法案』の議論も、『憲法9条』が日本の平和を守ったのではなくて、『日米安保条約』が日本の平和を守ったのだという意見が圧倒的であった。

アメリカ人の素人が英語で創ったという『憲法』もその時々都合のいいように見直されて、現在がある。番組の中で『普天間基地』問題も出たが、沖縄に特に関係があって、沖縄問題で解任されたお二人のアメリカ人のご意見も興味があった。

普天間を選んだのは、埋め立て費用が多くかかるからだという。政治の判断はその土地に如何に多くの金が落ちるのか?という利権の問題とも明らかに関係があるのである。

 

★この番組は右寄りだとは言うが、なかなかの見識のある議論が展開されている。

      

今回の出演者の一人 ケンと・ギルバードさんは、『この動画の中で私は真ん中ですよ』と言っている。

       http://www.ytv.co.jp/iinkai/movie/20150913.html

 

テレビに流れる数ある報道番組の中でも、非常に高質なレベルでの議論がなされていることは間違いない。

国会での議論もこのような基本的な問題からの討議であれば、より国民の理解も深まるのにと残念に思う。

       

 

 

 

 

 


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