★ 正直言って私は『仕組み構築』については専門家、プロのレベルにあると自負している。
『仕組み』という言葉自体は、世の中で頻繁に使われるが、そのほとんどが『仕組みの体』をなしていない。単なる組織や人事が出来たら『仕組みができた』と錯覚しているだけなのである。
『仕組みとは』もう20年以上も前に服部吉伸先生が、マーケッテングの本質などとともに、このように言っておられます。
流通業とは「自分の仮説の正当性を問うビジネスである。
消費者の変化の本質を掴み、変化をどう自己の対策に置き換えるかと言うことが問われている。
仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である。仕組みを造らずに放たらかしの形にして、創意工夫してやりなさいというのは酷である。損なやり方である。
仕組みシステムとは手続き通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が実現できる仕組みでなければならない。現在のシステムは単なるデーターのアウトプット体系に過ぎない。
いま、世の中にある仕組みは、そのほとんどが、『意図した目的が実現をしていない』その手段として『イベント』をやったりはするが、『イベントをやることが目的』にすり替わって、当初意図した目的は実現していないのが殆どである。
それは、『ホントの仕組みになっていない』からなのである。
★『仕組み』さえちゃんと創れば、自然に意図した目的は実現する。
75才にして立ち上げたNPO法人 The Good Times の基本コンセプトは、
社会における『いい人間関係創り』= 広報活動=PR =Public Relations という非常に高度な目標を追っかけている。
既にその『基本の仕組みは100%』完成して、別に部下も、お金などもないけれど、いろんなことが実現できている。
今年からは地域活性化のプロジェクト燦々SunSun を立ち上げて、より第1線に近いところでの数多くの活動を展開できているのである。
昨日、そんな仲間たちに流したメッセージなのである。
今年の1月末にスタートした燦々SunSunも、順調な推移を示してきましたが、ここにきて可能性のあるいろんなプロジェクトが並行して進もうとしています。
NPO The Good Times 並びにその地域活性化プロジェクトである燦々SunSun は、Facebook 、Twitter ,ブログなどネットをベースにヨコ展開にそれぞれを繋いで、そのトータルシステムの中に取り込んで、さらに高度なネットワークの構築を目指すものであり、それぞれの個別プロジェクトも、それなりに『仕組みとしての活動』であることが求められています。
こんなプロジェクトが同時進行中です。
● 「琵琶湖からGood Times 」 琵琶湖をベースに2020年のパラリンピック出場を目指す小原さんのプロジェクトです。近く独自のカードシステムが出来るであろう段階です。
● 「緑が丘 日曜マルシェ」 いますでに10回を超えた 水曜マルシェをベースに、11月29日に三木市も絡んで、開催されることになっています。向山信吾さんが実行委員長を務められますが、今後緑が丘の年間行事として水曜マルシェと連動して、年数回の開催を目指します。将来はその殆どを燦々SunSunメンバーでスムースに開催できるような仕組みにになれば本物だと思っています。
● 「みきトレイン FAN CLUB 」 スタートしたばかりですが、神戸新聞の大島光貴さんを一つの核として、「三木のイメージの高質化」と 「新聞の地方版の新しい取り組み形態」「新聞とネットを結んだSNS」 のような仕組み構築を3年間ぐらいの間に出来ればいいかなと思っています。
● 「神戸電鉄粟生線唱歌プロジェクト」 粟生線の未来を考える市民の会のメンバーと関西国際大学の学生さんのインターンシップ という形でいま進められていますが、松本先生からは、『粟生線の未来を考える市民の会』そのものを燦々SunSunの仕組みの中で展開してはどうかという提案もあります。
● 「神戸ベンチャー研究会」 松本茂樹先生が主宰され毎月第4土曜日に介されている研究会ですが、最近は、燦々SunSun のメンバーの参加も増えてきましたので、より密接な関係の構築を目指したいと思っています。その中で、クラウドファンデイング という新しいベンチャー企業の資金調達の方法なども、そのコンサルタントをされている水間大典さんが燦々SunSun のメンバーになって頂きましたので、トータルシステムの中にきっちりと組み込まれたりすると、いろんな意味で活動の幅が広がると思っています。
● そのほかにも、大麦の粉、竹炭、仮面舞踏会、などなどの個別プロジェクトが、どのように全体の中に絡むのか? が今後の具体的な課題でしょう。仕組みそのものや、その広報活動全般については、NPO The Good Times が担当しますが、燦々SunSun の中では殿界寿子さん、向山信吾さん、上野信哉さんなどを核にして、ぜひそれに世話人代表の松本茂樹先生や関西国際大学、或は、キッズ・サポートの新井謙次さんなど、それぞれの分野のプロたちの協働に期待しようと思っています。
半年で、ここまで来ました。年末までにはまた違った、一段と高いレベルになることを夢見て頑張ります。
★仕組みを創ってその中で展開すれば、自然にその目的は達成できるのだが、どうも日本人は額に汗して働く方向に向いてしまうのである。
82歳のおじんが別に部下などいなくても、お金がなくても多くのプロジェクトを同時進行させられるのは、それを可能にする『仕組み』がある程度完成しているからである。
そう言ってもなかなか理解しては貰えないので、昨日はちょっとした実験をした。
殿界寿子さんに、昨日の殆ど同じ時間に連続して二つのブログを発信して貰った。そして一つは普通一般のまま、もう一つは、NPO The Good Times のトータルシステムの中での展開としたのである。
そのアクセス数の結果は歴然、一つはアクセスはたったの14人に対して、『仕組みの中での展開』では、472人とその効果は40なのである。
汗をかかなくてもこのような結果になる。これはブログのアクセス人数ぐらいだから、大したことではないかも知れぬが、これはネット販売などの場合でも同じような開きになることは間違いないのである。
これはNPO The Good Times が6年間かけて創り上げたその『仕組み』とその情報発信力によるものなのである。
そんなシステムは、休むことなく進歩を続けている。
今後は関西国際大学の松本茂樹先生とそのグループとの協働や、さらなる情報発信力の強化で新聞のプロ記者との協働も視野に入れているので、また一歩高いレベルでの展開になることは間違いない。
全てがネットをベースにした『ソフト分野だから』お金など1円も掛からずに進化を続けるのである。
松本先生曰く『Facebook をやらない人は相手にしない。そんな人と付き合ってみてもスピードは遅いし、手間がかかるだけである』 全く同感である。
いま燦々SunSun で付き合っている人は、Facebook をやってることがMUST条件なのである。世の中、そんな時代を先頭は走っている。一番とは言わぬが、間違いなく先頭グループの中に入っている。
一緒に走りたい人は、遠慮せずにどうぞ。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。