★このブログでずっと橋下さんを追っかけているが、それは従来の政治家にはない独特のオモシロさがあるからである。
橋下さんのよさはいろいろあるが、
● 理論にも強いが、それよりも何よりも実戦的で、行動が伴うことである。
● 自分の言ったことに責任を持って、逃げたり弁解などをしない。堂々と自分の言葉で自分の意見を通す。
● 従来の政治や従来のシステムに拘らない。そして何よりも仕組みで対応しようとする。
● 独りで基本は考えるが、独りでは何もできないので分身を(共感する仲間を)いっぱい作って任かすようにする。
● 自分のやりたいこと、特に難しいことは、マスコミなどに花火を打ち上げて公表し、自らの退路を断つ。
● 基本は戦略的な仕組みの構築と戦略的な情報発信。
などなどなのである。
● 非常に極端に、敢えて言えば、『私のやり方とよく似ている。同調者が現れた感じ』なのである。
現役時代、やってきた対象の大きさなどは比らぶべくもないが、ずっとそんなやり方で通してきた。
今現在もそんなやり方を通している。
NPO The Good Times などの仕組みはその集大成である。
方向、仕組みを作るだけで、先頭を走るが、やってくれるのはみんな共感してくれた会員さんなのである。
そして、そんなやり方で、共感者が周囲にいっぱい現れると、物事は間違いなく実現するのである。
人や上司に指示されて動いたことなど殆どないのだが、橋下さんの動きなど見ていても、殆ど全てがご自身の発想である。
だから、いろいろ評論家たちが批判してみても、橋下さんの思う通りに世の中は動くだろうと思っている。
世の中の流れの造り方が誠に上手で、大衆が味方についてしまうので、結果的に何でも実現してしまうのだと思う。
★橋下さんはツイッターをおやりである。
それも全然普通の方とは差別化されていて、ここでも『橋下流』である。
毎日のついったー、オモシロいのでずっと見ているが、
いまマスコミが一斉に取り上げている『原発問題』
僕の国語能力では、理解と同意の区別は分かりません。大阪市が地元の範囲に入るのかも分かりません。国がどこまでを地元とし、そして地元自治体との関係で何を要件とされているのかも分かりません。大阪には国の方針が何も伝わってきません。むしろ国の方針が錯綜していると感じます。
大阪市のまとめた8条件を前提にして下さるなら、僕の「国は無視すれば良い」という発言は間違いです。8条件、聞いて下さるのでしょうか?これまでの政府のメッセージでは、大阪市は地元ではなく、同意を求められる対象でもないと理解していました。
藤村官房長官様 いつも大阪市政にご協力下さりありがとうございます。今回、松井知事とともに大飯再稼働について8条件をまとめました。記者に「国が8条件を聞いてくれない場合は?」と問われたので、僕は「国は8条件を無視したら良い」と答えました。
そのことについて官房長官は支離滅裂とコメントされました。枝野大臣は京都と滋賀の理解を得なければならない。さらには国民全般の理解を得なければならないと発言。その後、理解と同意は異なると発言。官房長官は地元の同意は法的に義務付けられているものではないと発言。
何故国は、そんなに急いで原発稼働を再開させたいのだろうか?
今年の夏は仮に民衆に節電を要請しても、再開に踏み切るべきではないと思うのだが・・・
国はいろいろと言っているが、『原発再開の本音の部分』が見えないのである。その本音の部分が何かあるのだろうが、それを綺麗な理屈で言おうとするので何か訳が解らなくなってしまっている。
そんな『てにをは』の部分の議論ではなくて、何故国は『原発を動かしたいのか』をもっと率直に語ればいいと思っている。
『大阪市に何も伝わって来ない、』のだから、『国民に伝わってくる訳がナイ』のである。
今のままでは、国の見解に対して、国民特に関西の人たちが納得するとは思えないのである。
★橋下さんのツイッター、次から次にいろいろと出てくるし、いろんな意見批判に対して発想に柔軟性もあるし、一概に蹴散らすだけではなくて、反対意見に対しても、ちゃんとした意見には謙虚なところがいい。
何となく、共感する呟きを選んでいるが、このあたりが私が橋下さんをオモシロいと思う原点なのである。
僕を批判してくる自称インテリには決定的な特徴がある。それは行政の具体論を何一つ語れないこと。独裁はダメ、民主主義に反する、手法がおかしい、大阪都構想は反対、教育の政治的中立性を害する・・・・全てフレーズで、じゃあ今の問題点は?それに対しての対応策は?と聞くと全く答えられない。
研究の場、行政の場、政治の場を行ったり来たりして、そして審議会や委員会じゃなく、現実の行政の場で責任者になって、初めて机上の知識は鍛えられる。大阪府市に集まって下さっている外部識者の方は、皆凄い。知識と現実の行政をつなぎ、現実の行政を動かしてくれる。
竹中平蔵先生は、大臣を経験された学者さんとして、闘う学者、すぐに現実の行政に使える叡智を持たれた知識人として最強だと思う。上山先生もかつての大阪市役所改革で闘い、市長交代の権力闘争に揉まれながら、今回さらにパワーアップして大阪市役所に復活。学者と実務を行ったり来たり。
このような学者、知識人がどんどん増えて、全国の自治体や国政をサポートするような日本にならないとダメだ。考え方、思想ではない。どのような考え方、思想でも良い。とにかく研究と実務を行ったり来たりの学者をもっと増やさないとダメだ。
一方、フレーズ学者は、色んなことをダラダラだらだら言って、それで現実の行政に役立つようなことは何一つ言っていない。僕の現実の政治行政行動について思いとどまらせるロジックを何一つ提供しない。小難しいことを並べるだけで、で今の課題は?それへの対応策は?には何一つ答えない。
いずれにしても、いま大阪から目が離せない。
自民党のどなたかが言っていたが 『もう少し経つと橋下人気も収まるので・・・・』と
その辺が錯覚だと思う。
相手は戦略的に世の中をちゃんとマーケッテングして、更に高いレベルでの『流れを創ろう』とするのである。
1年前橋下さんは既に『人気者』だった。
1年経って、今はちょっと『一段高いレベルの人気者』になっている。
1年後は『もっと違った人気者』になっているのでは。
そうなるように、自分で仕掛け、自分で仕組むのだから、結構際限なく続くと思うのである。
目標が、『○○になる』と言う単純なものではなくて『○○を創り上げる』と言うものだから、幾らでもレベルアップ出来るはずなのである。
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