今回は WGRA に対する私自身の想いを纏めることにする。
★1990年代各メーカーともそれぞれユーザークラブを持って熱心に活動していた時期がある。
ホンダのHART、ヤマハのYESS 、スズキのじゃじゃ馬などがあって、カワサキはあとからKAZEを作って追っかける形を採ったのだが、株)ケイ・スポーツ・システムという遊び専門のソフト会社を作って本格的に取り組んだのである。20年経った現在残っているのはKASEだけで、 私は今も現役のKAZE会員なのである。
3年ほどでKAZEは実質55000人の会員を有し、4メーカー合同のユーザーイベントなどでも他メーカーを圧倒していたのである。当時、自動車工業会の二輪部会の委員もしていて、ホンダさんから、このカワサキのユーザークラブの詳細説明などを頼まれて、ホンダの青山に何回も足を運んだことがる。
そして業界でのユーザー対策として組織化されたのが、当時に設立されたNMCA(日本モーターサイクルアソシエーション)なのである。ユーザーを頂点に、ユーザーを第一に視野に入れた組織をと、後、自動車工業会の会長までされたホンダの宗国さんなどと一緒に検討し、NMCAを立ち上げたのだが、そんなコンセプト通りには動かずに、今は普及協の中に吸収されてしまったのである。
メーカーの人たちは、新車をいかに沢山売るかにばかりに熱心で、末端のユーザーにまで目が届いていないというのが実態だろう。
そうした発想が逆に二輪業界を小さくしてしまっていると今でもそう思っている。
★6年前にThe Good Times というNPO法人を立ち上げたのだが、20年前に関わったカワサキのソフト会社 株)ケイ・スポーツ・システムのソフト・ノウハウをベースに、ネットというシステムを徹底的に利用して展開しているのである。
『異種、異質、異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』と参加されるグループや会員さんがハッピーになればいいと思っている。
『自分がやりたいことができる=グッドタイム』なのだから、昨秋設立したWorld Good Riders Association もそれぞれの二輪のグループが、『それぞれやりたいこと』が自由にできるようにみんなで繋いで援け合おうという展開なのである。
今回その関東支部の設立が具体的に検討されることになった。
関初太郎代表を中心に村島邦彦、松島裕、西郷善治、向笠暁彦、川崎由美子さんなどを発起人というか世話人としてスタートする。
この世話人たちが、この趣旨に共感して頑張るという プロジェクトリーダーを推薦して具体的な展開を図ろうとしているのである。
従来の独自の会員カード発行は、最低500人から5000人だったのだが、
We Like Nortorcycles のスタートを契機に、WGRAの基本カードにシールを貼ることによって
100人-50人ー30人ー10人 のグループでも独自の会員カードを発行できる 仕組みが新しくスタートした。
従って、全国の10人以上の会員のいるクラブは、それぞれ独自の会員カードを持ち、NPO The Good Times の仲間となって、そのすべての恩典も、規定による活動費の助成も享受できるようになった。
写真の中央の We Like Mortorcycles ! は、こんなシールを作って50名の会員募集からスタートしているのである。
★4月18日 昼のミーテングには、上記の世話人候補の人たちに加え、WGRAの本部代表柏原久さんや、関西からの湊、登山、青木さんなどのほか、西郷さんが推薦するプロジェクトリーダー候補の人たちなど、14人ものメンバーが集まって今後の方向を検討することになっている。
私自身も20年前のNMCAを創立したころを思いだして、この関東支部については全力投球でお手伝いをしたいと思っている。
夜のミーテングは、私が司会をすることにはなっているのだが、楽しいお酒の席でもあるし、どんなことになるかも予想もできないので、私の今のWGRAに対する想いの一端をここに纏めておきたいと思っているのである。
そういう意味では、当日ご出席になる皆様には、このような趣旨のトークを適宜ご披露したいと思っているのだが、出席できない方々のために、WGRAの基本のコンセプトと、今後の大体の方向をご紹介したのである。
NPO The Good Times は、全くの白紙からスタートして、この6年間で世界に1万人を超える仲間が集まったのである。
今年から本格的に活動を開始するWGRAは、全銘柄対象、世界を対象なので、5年後には10万人のグッドライダーが集うそんな形になればいいな と思っている。
東京を中心とする首都圏の支部の設立だから、 夢は大きく、82歳のおじんに負けないように頑張ってほしいと思っている。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。