★春も近付いたと、感じるような陽気である。
現金なもので、こう暖かくなると、今年は庭いじりもちゃんとやろうかなと思ったりする。
大体生き物は、すべて好きである。
特に、成長を感じられるものがいい。
犬も好きだし、鯉や金魚やメダカなども成長したり子どもを産んだりするから好きなのである。
庭木も、同じ理屈で、年々立派に成長するからいいと思っていた。
庭も造って40年にもなるのでその樹木も立派になっていたのだが、5,6年ぐらい前から背が高いと梯子に登るのが危ないと思い始めたのである。
庭木の剪定など、本職に頼めば綺麗になるし、大きくて立派なのだが、やはり自分でやれないとどうも気が済まない性格なのである。
さてどうするか?
木はどんどん成長するし、こちらはだんだん弱ってくる。
5年ほど前から、思いきって立派に育っていた『てん』を切ってしまって、もう一度仕上げ直すことにしたのである。
だから、背の高くなる木も、思いきって太いところから上を切り捨ててしまっている。
この程度だと、低い梯子で大丈夫なのである。
このヤマモモなど、いくらでも大きくなるので4年ほど前に直径15cmもの幹を根元から切ってしまったら、
その横から出てた芽が育って今はこんなにもなったのである。
だから我が家の樹木は 『太くはなるが、だんだんと小さくなる』 というか 『背が低くなる』 ことは間違いない。
今の中庭を映した動画である。
まあ、これくらいの高さなら、あと2,3年は、自分で手入れができるかな? と思っている。
もう10年ももし生きられたら、 低い木ばかりの盆栽のような庭 になっているかも知れない。
その点、薔薇はいい。
大きくなる 蔓バラも、その伸びた枝を低い所に誘引すれば大丈夫なのである。
最近は、庭木がその支えの役を果たしてくれている。
主人公は私なのだから、 私がやりたいようにやらして貰っているのである。