★3月11日である。
4年前の3月11日、東日本大震災が東北を襲った。
あの津波の恐ろしさも想像を絶するものであった。
あの日から4年の歳月が流れて、地震と津波だけの被害にも十分に復興は対応できていない。
加えて、福島の原発の被害には、全く対応出来ていないと言ってもいい。
この原発の被害に対する対応の目途が、4年経った今もこんな状態の原発を、未だ存続させようとする判断は、どんなところから来るのだろうか?
原発存続のために、存続論者は100の理屈を並べるのだろうが、
4年経っても、対応の目途さえないような危険きわまるものは、存続させてはいけないと思う。
たまたま4年目に日本を訪問しているドイツのマイケル首相の判断が、普通の人の考え方だと思う。
ドイツは、福島を見て、原発廃止を決めたという。
当事国、日本はなぜ存続に向かうのだろう?
幾ら安い電力などと言っても、こんなに危ないものに頼るという発想は普通でないような気がする。
日本も同様の道を歩むべきだという意見を素直に受け入れようとする政治家はいないのか。
こんな問題は、ムツカシク考えずに単純に素直に現実を見据えるべきだろう。
4年経ってもななんら解決の道筋さえ解らぬ原発、勿論その対策も急ぐべきだろうが、4年も掛けても解決できないようなムツカシイ問題に解があるとも思えない。
そんな物騒な代物を存続させるという判断は、どう考えてもおかしいと思う。
3月11日、日本中の人々がよく考えて、自らの進む道を考えるべきだろう。