★ ユニクロ旗艦店 また来た! 昨日の朝日の夕刊のトップ記事である。
大阪・梅田に31日、ユニクロの大きな店がオープンした。ほぼすべてのユニクロの服が買える「グローバル旗艦店」で、国内では3店目だが、その1店目は4年前につくった心斎橋。大阪にこんなに力を入れるのは、なぜなのか。
■外国人客ターゲットに発信
「UNIQLO OSAKA」 店内の柱や壁のあちこちに、赤い字がおどる。これが正式な名前だからだ。ユニクロの国内約850店で、アルファベット表記はここだけ。
外国人の目を意識した試みだ。
「ウエルカム・トゥー・ユニクロ」。、入り口ではスタッフが英語であいさつ。中国語や韓国語を話せるスタッフもいる。
今年は、日本一高いビル「あべのハルカスや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ハリー・ポッターエリアもできた。
外国人からみれば「OSAKA」は魅力的な観光地になった。関西空港で国際線を使う人の半分以上が、今や外国人だ。
心斎橋どのミナミには、海外からツアーで来る観光客が集まる。ユニクロ日本の果瀬聡(はたせさとし)・最高執行責任者(COO)は「増えつづける外国からのお客さまを、心斎橋の店だけでは受け止めきれなくなった」と話す。
一方、広い地下街などが迷いやすく、ツアー客には不向きだったキタにも、最近は外国人の姿が目立つ。個人で旅行を楽しむ人が増えたからだ。
そこを狙ったUNIQLO OSAKAは、売上高の2~3割を外国人客で稼ぐ考えだ。
とある。
なかなかオモシロそうである。 東京でなくて大阪なのがいい。
こんなニュースも載っていた。
9月にアメリカにいた時も、たまたまカリフォルニアへの、ユニクロの上陸オープンの日に巡り合えたりした。
ユニクロ戦略の強みなど、
ユニクロの経営戦略はコスト・リーダーシップ戦略と差別化戦略の複合によるものと分析されます。ユニクロの最大の特徴はSPA(製造小売業)にあります。
SPA(製造小売業)とは、企画から製造、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデルのことです。ユニクロの場合、商品企画・生産・物流・販売までを一貫して行うSPAモデルを他社に先駆けて確立し、高品質なカジュアルウエアを圧倒的な低価格で提供することで飛躍的な成長を遂げました。
このように言われたりするのだが、
何よりも一番の強みは、オーナー経営者であることだと思っている。
昨日は、ソフトバンクが タイガースを破って日本一の座を占めたが、ソフトバンクが何となくオモシロイのも孫さんと言うオーナー経営者だからだと思う。
確かに、日本の大企業の経営も、所謂日本的な経営でいいところも沢山あるのだろうが、
基本的に短い期間ご自身が責任を持つ時期だけを『無難にこなそう』と言うところがあって、どうももう一つオモシロさに欠けるのである。
大体、オモシロイ発想など、多くの人の知恵を寄せてみても、どんどんオモシロくなくなってしまうものだと思う。
1人のリーダーが、独特の発想で、引っ張るからオモシロイものが出来るので、 周知を集めるほどオモシロく無くなるのである。
そういう意味では、ユニクロの目のつけどころは、きっちりと差別化されていて、今後も期待できるのではと思っている。
政治の世界でも、いまの政治がオモシロくないのは、党員の衆知を集めて、足したり割ったりするからで、
かっての田中角栄さんや、
いまなら大阪の橋下徹さんや、
佐賀の武雄の樋渡啓祐さんなど独りの個性あふれる発想が、いまの時代には要るのだと思う。
民主主義は多数決の論理で、それはそれでいいのだろうが、反対を押し切る強引さもいるのだろうし、何よりもいまの時代に必要なのはリーダーだと思う。
安倍さんも最近はちょっと人気も落ち目なのかも知れぬが、理屈ばかり言って、リーダーシップのナイ人よりは much better だと思っている。
ユニクロもそう言う意味で、頑張ってほしい。
売上高を3年で倍増など、そのあたりのサラリーマン社長さんなどとても言えないセリフなのである。
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