★独りの生活が始まって3日目である。
時差ボケも殆どなく、平常の生活に戻りかけている。
秋の彼岸で、墓参りに行くことにした。
朝、JAみらい にお墓の花を買いに行ったら明石からトラックで生きた魚を売りに来ていた。
いろんな魚もあったのだが、その中では一番値段の高かった、鱧を1匹、500円で買ってきた。
500円が高いのか、安いのか解らなかったが、骨抜きはしてあるし、アタマも骨も付いて500円は安いはずだと勝手に決めて買ってきたのである。
そのあと明石の長寿院まで、墓参りに行き、戻って来てから、
さて鱧をどのようにして料理し、どのように食うべきか?
最近は世の中便利に出来ていて、ネットで検索すれば、料理のレシピなど幾らでもでてくるのである。
いろんなレシピの中から、やはり面倒ではないのは、なべと思って、『鱧なべ』に決めた。
このほかにも、なべだけでもいっぱい出てきたので、大体のことをカンで掴んで、夕方コープにその材料を買いに行った。
そこからは私流の独壇場で、まず素人がいろいろ出しを創るよりは、出しを買った方が無難なので昆布だしの出来あがりを1本買ってきた。
具は、私が好きな白ネギと、玉ねぎに決めてそのほかには刻み葱と豆腐とにして、
鱧のほかに10cmぐらいのイカをそのまま入れようと買ってきてまず材料は揃った。
なべと言えば土鍋だが、土鍋にすると大き過ぎるし、部屋まで運ぶのが面倒なので、台所のガスコンロの前で普通の小さな鍋で、そこに椅子を持ってきてそのまま食えるようにした。
3食の内、朝食はいつもこのスタイルである。パンも目の前でやけるし、フライパンで目玉焼きなどすればそのまま食える。後片付けなど至って簡単である。
★料理はまずアタマと骨を焼いて出しに加えた。
あとは鱧を適当に切ったら材料は出来あがった
鱧1匹と、イカ3匹 を独りで食うのは贅沢だが、値段にすると鱧が500円、イカは6時半ごろ行ったので既に値下げ札が貼ってあり180円だから結構安いのである。
鱧1匹、を独りで食うのは初めてだが、
こんな風に盛り付けて、何杯食ったのか解らぬほど食った。
正直、めちゃ旨かった。
こんな鱧鍋がハラいっぱい食えたのは幸いである。
ビールも旨かったし、飯は炊かずにこれだけで夕食を終えた。
今まで、食った鍋で最高と言っていい。
鱧1匹を」独りで食ったという満足感、こんあのは味わったことはない。
鱧が500円、イカが180円、野菜などぜんぶ入れても1000円ちょっとだろう。
未だ、こんなに残っている。
今日の昼飯にでも、おじやでも創ろうかと思っている。
まず間違いなく、旨いおじやが出来るはずである。
なかなか、満足できた『男の料理』であった。
家内がアメリカで、留守中だから出来るのである。
戻ってきたら、台所には入れて貰えない、そこは『女の城』のようなところである。
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