★アメリカの孫たちはアメリカでサッカーに夢中である。
日本のサッカーも底辺が広がり盛んにはなってきたが、アメリカの子供達のサッカーを見ていると、その育成システムが非常にいいと思う。
日本のスポーツは従来学校を中心に展開されてるのだが、アメリカの場合はもちろん学校でもそれぞれのクラブ活動はあるようだが、一般のクラブチームが主体のようである。
そんなクラブもそのレベルに合わせて幾つもあって、子供達は自分の目標とその技量レベルに合わせて自分のクラブを選んでの活動になっている。
日本のように強いチームには100人もの部員が居て、レギュラーはその一握りと言うようにはなっていない。
例えばサッカーで言うとどのクラブも15人程度で、みんながレギュラーというようなチーム構成になっていて、毎年自分の技量に合わせて、チームを選んでいくそんなスタイルである。
だから、チームの構成員も毎年同じメンバーであるとは限らないのである。
★孫たちは今高校の4年生と中学の2年生なのだが,17歳と14/15歳のチームに所属している。
いずれもアメリカのアカデミーと言うサッカーの公式機構が認めている最高のレベルでのチームに所属している。
クラブチームとしては、Strikers と言うクラブなのだが、その中にアカデミーチームが年齢ごとにあって、そこでプレーできるメンバーは限られているようだ。
昨年真ん中のの孫はそのACチームに入れたようだし、末弟は今年からのメンバーなのである。
●上の方は昨シーズンは、、Strikers 創設以来最強のチームといわれて全米で4位になり、本人もUC Berkeleyの推薦枠に入って大学入学が決まったりしたのだが,今シーズンはそのチームから4人がプロのユースチームなど他のチームに移動して、また、新しいメンバーでのスタートになっている。
昨日は今シーズンの開幕ゲームで、LA Galaxyと言うプロのユースクラブとの対戦だった。
LA Galaxyは、アメリカでも最強のチームで、昨年度も全米トップになり、今シーズンは孫のチームから2人がそこに移っている、そんなチームとの対戦で試合の結果は負けだったが、当然ながらレベルが高くておもしろかった。
UC Berkleyは、毎年5人の推薦枠があるのだが、LA Galaxyから2人、孫のチームから2人で、昨日は将来のチームメートとの戦いでもあったのである。孫と一緒に行くもう1人のチームメートは現アメリカ代表監督クリンスマンの息子さんで、昨日の試合にもクリンスマン監督が息子の試合を見に来たりしていた。
孫は今シーズンは背番号10番をつけてチームキャプテンを務め文字通りチームの中枢として活躍することが期待されている。
●下のほうは、今年がはじめてのアカデミーチームだが、13歳なのに14/15歳に入れてもらっているので、チーム最年少で背番号も0番なのである。
身長がすでに180CMに近く、キーパーなので期待されているようだ。
相手が強豪で14歳のアメリカ代表が5人もいるチームなのでシュートを打たれる回数は多く、いい練習と経験にはなったはずである。
キーパなので動画も撮りやすかったので、こんな動画を撮ってきた。
★我が家の家系は、ずっと昔松平家の剣道指南番が居たり、母方の兄は、ベーブルースが来日した頃の全日本のセンターで国鉄スワローズの初代総監督などもしていて、それなりに運動神経については人並以上の先天的なものを持っているようにも思う。
息子も娘も、そこそこのスポーツ選手だったし、娘婿もスポーツ選手で孫たちもいいDNAは、持っているとは思うのだが、子供の頃のセンスで言えば、全然期待しなかった二人が、今大活躍なのである。
小学校低学年のころは、太っていて真ん中の真也などは『デブはダメ』と言われて、Strikers に入れてもらうのに2年もかかってしまったそんな子供だったのである。
下の哲也も、どちらかと言うとノンビリ屋で、もし二人共日本いいたらこんなことには絶対になっていないのだと思う。
ここまで来たのは、アメリカの育成システムの素晴らしさと、その指導者の質の高さからだと思う。
今のチームのコーチは元アメリカ代表のフォワードだし、下の孫はチームとは別にキーパーの個人指導を受けている。そのコーチは今回日本代表監督になったアギーレさんのチームメートなのである。
そんなレベルの人達の指導があるから、芽が育つのだと思う。
望めば誰でもそんな人達の指導が受けれるアメリカのシステムは素晴らしいなと思っている。
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