★イチローも40才になった。
彼のプレーぶりや、体形などからは40才を全然感じさせない。
然し、イチローに対して最近は、こんなトレード話なども、聞かれるようになった。
そんなイチローも去就に対して、Yahooの意識調査では、『大リーグでの移籍を』という声が圧倒的だった。
どうあるべきか? ここでの判断はなかなかムツカシイ。
率ではなく、ヒットの本数をメインに考え続けているイチローにとっては、試合に出場できることが必須の条件になるのだろうが、
これは『イチロー自身』がどう考えるのか?と言うことに尽きるだろう。
ベンチで何を感じ、プレーで何を見せてくれるか
これまですべての試合に出続けることを日常にしてきた選手が、ベンチからゲームを眺めるだけで、その日を終える。イチロー選手にとって、それはこれまでに経験したことがない立場だろうが、その中で彼は何を感じ、それを選手としてどう表現していくのか。歓喜と喝采に沸く田中投手の活躍の陰で、イチロー選手が見せるプレーにこそ、トップ選手としてのリアルな戦いと誇りがあるはずだ。
「それをしない僕は僕ではないですから」数々の栄光につつまれながら40歳になったイチローが、選手としてこの局面でどう戦っていくのか。ベンチにいるイチロー選手が、何をしているのか。あるいは、短いプレータイムの中で、彼が何を見せてくれるのか。
こうしたことを見届けるのが、今のイチロー選手への興味と味わい方だ。
おそらく、イチロー選手はこのまま黙っていないはずだ。きっと、胸のすくような逆襲を仕掛けてくることだろう……。
こんな論調も見られた矢先、
イチローは守備で、こんなイチローらしい守備を披露した。
イチロー、これで“第5の外野手”か 超美技に敵方からも「金払う」
米大リーグ、ヤンキースで“第5の外野手”とも言われたイチローの評価が急上昇している。本拠地ヤンキースタジアムに宿敵レッドソックスを迎えた13日の試合。途中から代走で出場し、右翼の守備に就いたイチローは、3−2の1点リードの八回、主砲オルティスの右中間の大飛球を背走、ジャンプ一番、フェンスに激突しながらキャッチした。
「捕れなくても二塁打なので、いきやすい場面ではあった。三塁打が嫌だったけど、オルティスだからね。ケガのリスクは僕にはあまりないからね」とニヤリと解説した。
地元ファンからも大歓声を受けたばかりか、敵の番記者からも「イチローのプレーを見るためにお金を払う」とツイッターされたイチロー。「ちょっとジーンと、僕の気持ちもさすがに動く」と照れくさそうだったが、周囲の見る目は確実に変わってきた。
攻守とも好調を持続するイチローに対し、ジラルディ監督も「驚きに値する捕球だね。彼が外野にいるときは、とてもいい仕事をしてくれる」と賛辞を贈った。この日、イチローが右翼の守備に入ったとき、ベルトランが人生初めて一塁に回った。ニューヨーク・タイムズ紙は「シフトの移動がヤンキースに利益をもたらした」と伝えた。
ア・リーグ東地区で首位を走るヤンキースにとって、イチローの力が不可欠になってきた。
★ たった一つプレーで、こんなに評価も変わるのもイチローらしい。
果たしてどうなるかはよく分からぬが、今後のイチローの活躍を見守りたい。
★English Version です。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。