★国政、県政、市政 政治の世界はいろいろだが、
政治家になろうと言う人は、一体どのような想いで政治の世界を目指すのだろうか?
世の中のため、国民、県民、市民のために尽くそうと思っておられるのだろうが、どうもやっていることを見ていると、
ご自身の選挙の票のために動いている政治家が一般的なような気がしてならない。
労組出身の方は労働組合のために動くし、農家の人たちに支えられた人は農家と言うよりも農協の票を気にして動いているようなところがある。
徳田一家の動きなど、政治と言うよりは選挙と自分のために政治家になっているとしか思えない。
大体若い人が、なぜか投票に行かないので、どうしても政治家の視点が年寄りに向いてしまっているように思う。
自分自身が80歳の老人だから、そういう意味では結構な話だが、ちょっと年寄り優遇に偏り過ぎである。
今住んでいる、三木市の市長さんの年寄り優遇は半端ではなくてちょっとやり過ぎのきらいがある。
私の住んでいるまちの高齢化水準は三木の中でもトップクラスで、三木市長の地盤にもなっているので、いろんな意味で優遇されている。道の補修なども優先的だし、老人会などへは積極的に出席されるし、バスの無料券なども幾らでも貰えるし、インフルエンザの注射は無料である。
極めつけは、新しく出来た市民病院への直通バスに2億5000万円も補助しているのはいいのだが、そのバスはその殆どが空気を運んでいるからムダ以外の何物でもない。
ご覧のように9路線で8便往復16便だから、延べ150台近いバスが走っているのだが、
1台のバスに1人も乗らないようなそんなレベルなのである。
三木市民は約8万人だが、この病院にバスに乗って行く人は一体何人なのだろうか?
通院する人は何度も利用するのだろうから、三木市民の殆どの人には関係のないバスなのである。
市政などは、何でも延べの数字で表すのだが、もっと利用者を特定してこの1ヶ月に利用した人の人数を出してみるといい。
そんな少ない一部の人のために、三木市民全員で250百万円も負担するのは馬鹿げていると思う。
病院通いの高齢者対策として、選挙の票狙いの選挙対策だということがなかなか見抜けない。
病院自体は神戸電鉄と結んで無料バスを用意しているのだから、神戸電鉄支援のためにも従来の『みっきぃバス』を上手く各駅に繋いでいくようなシステム的な解決をしようと言うアタマが全然ないように思う。
神戸電鉄に対してはまた別途その支援補助金を出したりしているのである。
★先日久しぶりに、三木の市議会を覗いてみたが、
このバス問題も議論にはなってはいたが、議会と言うのは形を整える、予算に計上したものが、認可されたらそれでおしまいというような、ところがあって、
質問に立つ議員さんも、それに答える各部の部長さんがたも、普通の日本語の会話にはなっていなくて、確りと聞いていても結局何を言ったのか理解できないそんなレベルなのである。
議員も、市長もいずれも政治家なのだが、一般の市民の感覚とはちょっと外れた世界での形式的なやりとりにしかなっていない。
元に戻って、政治とは誰のために何をすべきなのか?
別に、金を使ってもらわなくても、市民が喜ぶことが出来ればいいのだが、どうも市政など国政でも同じだが、
『予算を付けて』『その金を使う』ことが国政や、市政になってしまっている。
今は、いろんなシステムも出来たネット社会なのである。
別に金など使わなくても、アタマさえ使えば、いろんなことが出来る世の中になっている。
★少なくとも三木市だけでも、ホントに市民が喜ぶようなことを、いろんな形で展開できないものかとずっと想ってきた。
6年ほど経って、いろんなソフト、ノウハウも蓄積できたし、共感してくれるキーパーソンも相当数はいる。
それがThis is MIKI である。
単なる市民だけの集まりではなくて、そのメンバーの中には、市役所の市政のプロたちも入るだろうし、三木の議員さんも手伝ってくれるだろう。
勿論、町の有力者も、関西国際大学の先生も学生も、いろんな人が知恵を出せばいろんなことが出来ると確信している。
いつの日にか、そんな市民全体が英知を傾けて
『三木のまちの活性化』 と 『三木のイメージの高質化』 が出来たらいいなと思っている。
従来の政治家スタイルには頼らない『新しい公共』を目指しているのである。
★★English Version です。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。