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団塊世代の終活事情 葬儀の話

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★『戒名よりも孫を優先?!  団塊世代の終活事情』 というニュースが載っていた。

 

つい先日、母の葬儀をやったばかりだから、なかなかのタイミングである。

喪主を務めることなど、よほどのことがない限り何回もないのだろうが、誰でも1回ぐらいは遭遇しそうである。

ただ、日ごろから葬儀のことなど調べたりはしないのだろうから、まず『無知』に近い。

事実、私自身も無知に近かったのである。

 

 

記事にはこのように書かれている。

 

 

★この記事を見て、『なるほど』 と全体としては大いに納得出来たのだが

 

● 『葬儀の費用』とは、 通夜と葬儀の2日間を言うのだろうか?

● 『僧侶に渡すお布施』とは、戒名代も入っているのだろうか?

● さらに、約1ヶ月先の『49日』までの7回の法事代は?

 

さらに言えば、お墓のない方は墓の費用も、仏壇もいるのだろう。

我が家の場合は、墓も仏壇も既にあるから、大要上の3つの項目だけであった。

 

 

★ 葬儀を経験してみての感想を言うと、

葬儀で一番重要なのは、『どんな葬儀をするのか』と言う基本コンセプト と

いろんなことを決めていく 『決断力』  この二つでほぼ決まりだと思うし、

全て終えてみて、非常にうまく出来たと、 『大満足』の状況なのである。

 

我が家の場合は、母は103歳の大往生だし、全くの身内で、通夜は20人弱、葬儀は12人だったので、

基本コンセプト通りの、『非常に気楽な明るい葬儀』が出来てよかったと思っている。

一番掛ったのが、通夜の飲み代で、忘年会のようなお通夜だったのである。

葬儀は安く出来たと思うが、それでも何十万のレベルになるし、なかなか大変である。

いろんな項目を即決で決めねばならぬのだが、それに直面すると『それは要りません』という言葉が一番難しいのだと思う。

記事にある平均値の半分以下で出来たから安くできたと言っていい。『それは要りません』と言えたからである。

 

 

『僧侶に渡すお布施』 これがまた曖昧模糊として見積もりも定価もないし大変である。

明石藩主松平家の菩提寺長寿院は、格式は高いのだが、最近はどなたにでも解放のようである。

 

その渡し方などもしきたりがあるなどとヨコで言うのだが、

そんなことはお構いなく、自分の思う通りのことをはっきりと言ったら、その通りに出来た。あまり経験のある人の意見など聞かない方がいい。

我が家の場合は、こんな1ヶ月半にも亘る、10回以上の仏事をその都度いろいろ気を使ったりするのは大変なので、戒名代も含めて、49日法要までの分を6月12日の14日法要に日に一括でお渡しすることで、ご了解頂いたのである。

これは多分普通のしきたりではこうはならないとは思うが、別にそんな 決めごと みたいなものに左右されることはないと思う。

大体、私などは葬儀や仏事の時だけの仏教徒で、普段は何の関係もなく生きている。

こんな時だけ誰かが決めた決めごとに従うことはないと思う。

 

 

★一番訳の解らないのが『戒名』である。

この名前を付けて頂くのに、費用が発生する。

息子などは 『戒名とは何のことか?』などと真顔で聞いたりした。

上の表で、『必要ない』と思う人が、若い人に少ないのは、『戒名が必要』と思っているのではなくて、息子と同じように『戒名の意味』が解らないのではなかろうか?

 

 

 

母の場合は、『私の葬式代』 と生前私に渡してくれていたので、『戒名』だけは、

父と同じ『院号』を躊躇なくお願いしたが、

これは私が決めたのではなくて、多分母は『院号』が付いて当然 と思っていただろうと 思うからである。

 

 

 

★そんなことで、母の葬儀は滞りなく終わったし、49日までの法要も、全て長寿院の立派な本堂でお願いすることにした。

そんなことをしたら高くつくのでは、 そんなことはない。

明石から三木までご住職が来られるよりは、当方が出向いた方が、ご住職にとっても都合がいいはずなのである。7回全て出席しなくてもご住職がちゃんとやっておきますからと、当方の希望通りで決まったのである。

従って、もう全て段取りは終わったようなものである。

ただ、市役所などの諸手続きが結構ややこしい。ちゃんとやると幾らかのお金も頂ける仕組みなのだが、これは役所に行ってちゃんと手続きをしないとダメである。

 

人生80年、 『差別化』を基本に生きてきたが、

母の葬儀も世間一般とは『差別化』された形で終わった。

これで、多分母も文句を言ったりはしないはずである。

 

 

 


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