★大阪市長になった橋下さんの市政が動き出した。
気持ちがいいほどテキパキしている。
今までの政治家に見られなかったスタイルとスピード感がある。
リーダーというか、住民を引っ張る立場の人としての『強さ』もある。
一市長だが、大臣などに対しても堂々と対応しているところがいい。
このあたりの政治に対するベースの姿勢に共感して応援しているのであって、橋下さんに関わる個別の問題に全て共感している訳でもない。
というより、そんな専門的な問題の議論に入って行けるほどの知識もデータ―も、私は持ち合わせていないのである。
橋下さんが府知事になる直前から一貫して、橋下さんに期待している。
粗っぽく言えば、橋下さんの想いに共感して、『橋下徹を信じて』彼ののやることなら全ていいのだろうと思って見ているのである。
★世のなかの政治家という人たちの、スピード感のなさでは、現代の社会のスピードには全くついて行けないと思っている。
一般に、4年という十分な任期があっても殆ど何もできない人ばかりである。
特に知事や、市長などは絶大の権限を持っているのに、それを自分の身分を守る方向、選挙対策にばかり使っているような気がしてならない。
だから、殆ど何も変わらないのである。
少なくとも私の知る範囲で変わったなと思うのは、東国原さんの宮崎、樋渡さんの武雄、そして橋下さんの大阪ぐらいである。
何のために政治家になったのか?
国会議員になること、その身分を守ることが目的であるかのような政治家が多すぎるよな気がしてならない。
ちゃんとした理念をお持ちの政治家も多分いっぱいおられるのだろうが、情報発信力がないし、何よりも情報発信戦略をお持ちでないアマチュアが多すぎる。
橋下さんや、樋渡さんの、情報発信戦略をじっくり研究されたらいい。
★月曜日から市長に就任して、2日目から勤務地が東京である。
全国のマスコミが、大阪の一市長に注目である。
中央の政治家やマスコミが、橋下さんの、『地方から政治を変える』という一貫した強い想いに押しまくられて、ただただ右往左往している感じである。
そんな想いがなくて、一般の市議ー県議ー市長ー知事ー国会議員という職位のルートが目標という従来の政治家から見ると、橋下さんは異色もいいところである。
異色だから、差別化されているから、ニュースにもなるのだが、動き自体がちゃんと仕組まれているし、仕掛けられている感じもする。
『地方から国を変える』そんな仕組みを創ること自体が目標で、『大阪都構想も一手段』だから、それが出来たら、その長は誰かがやればいいと思っているのだろう。
その時点では、より大きいオモシロイ目標を探して動くはずである。
世の中には、そんな奇人変人もごくごく少数だが、いるのである。
『・・・になりたい人』が一般的だが、『・・・・をやりたい』それを生き甲斐にしている人もいるのである。
★『仕事の大きさ』などについても、おかしな『錯覚がある』ような気がしてならない。
大企業などでも、取扱金額が大きいのが大きい仕事と思っている節がある。中小企業より大企業が『エライ』と思っているのが錯覚である。
営業所よりは営業部が、営業部よりは販社が、そんな子会社よりは事業部が、『立派で大きい仕事』で、それに伴う『職位』が『エラサの基準』ぐらいに思っているのではなかろうか?
だから、『社長は大きい仕事をするエライ人』などと錯覚しているように思う。世の中立派な社長さんもおられるが、『減点主義の日本企業』ではそこそこのことを失敗せずにやる方が職位は上がるし、任務期間中を無難に過ごそうとだけ、思っておられるトップもまた多いのである。
若し社長さんがみんな立派なら、東京電力の社長さんも、もう少しちゃんとした対応が出来るはずである。賢くてアタマはいいのだろうが、あの程度で、『大きな仕事』は出来ないのである。
総理大臣の菅さんでも出来なかったから、あまり責めることも出来ないが・・・
知事から、市長に転じるということは、社長が事業部長になろうというようなものである。
『仕事の大きさ』というのは、その職位や、取扱金額の高さで決まったりはしないと思う。
今、日本で一番大きな仕事に取り組んでいる人は、総理でも大臣でも、自民党総裁でもなくて、大阪市長橋下徹ではなかろうか?
★橋下さんの良さは、常に全体が見えていることだと思う。
大阪市の市長だから大阪のことをやるのだが、『地方』としての大阪が、『中央』とどのように関連するのかを常に見つめている。
橋下さんの思う方向に、政党が動くなら協働するのだろうし、反対するなら刺客を立ててでも、『想いの実現』に向けて動こうとしている。
大阪から、日本の新しい政治が動きかけている、そんな橋下さんの3日間だった。
今まで、何にもして来なかった、政治家に対する警鐘のようでもある。
国会議員も、霞が関の官僚も、市役所の職員も、それぞれ優秀な人が多いのだから、目を覚まして頑張って欲しいと思うのである。
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