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川崎重工業 と 富士通

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★現在の若い人たちなどは、『川崎重工業』にどんなイメージを持っているのだろうか?

昨日の午後、

グーグルの検索ランキングに『東京電力』が上位に入ったということである。グーグルでは漢字の言葉がランキングの上位に入るのは珍しいようである。

そのあたりをいろいろ触っていたら、

突如、飛び込んできたのがこんなバナーであった。

 

『川崎重工業with富士通』 ?

何かな と思った。

 

私はFujitsu のパソコンを使っている。特に選んだわけではないが、1台目がそうだったので、3台目までずっとFujitsuなのである。

70を過ぎてから、始めたパソコンだから、ネットの世界の『Fujitsu』は、『富士通』とは違って、めちゃかっこいい企業のようなイメージを勝手に持っているのである。

そんな企業と川崎重工業がwithということは、提携して何かをやろうというのは『カッコいいな』と思ったのである。

そんなことで、『詳しくはこちら』の方に自然に導かれたのである。

 

いろいろクリックしていくと、更に大きなバナーになって、

こんな記事が現れたのである

そこにはこんな記述から始まっていた。

 

輸送用機器や産業用機械、エネルギー・環境設備などの製造を手がける川崎重工業株式会社様は、万一の大規模障害や広域自然災害に備えるべく、業務データの遠隔バックアップに取り組んだ。

メールやWANをはじめとする情報系基盤に加え、受注、設計、生産管理、技術情報などの重要な基幹データも、富士通の最新データセンターで確実にバックアップ。

その背景には、社会インフラを支える企業としての強い社会的責任があった。

 

更に続いて

モーターサイクルやジェットスキーなどの一般向け製品に加え、航空宇宙、鉄道車両、船舶、エネルギー・環境設備、産業用機械など、多面的な事業を展開する川崎重工業株式会社様。

同社の代表取締役 常務取締役を務める高尾 光俊氏は「当社ではグループミッション・ステートメント『世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”』のもと、社会に役立つさまざまな製品の開発・生産・販売に力を注いでいます。7つの事業部門の力を合わせることで、7色の虹のようなビジネスを目指したい」と語る。

同社の最大の強みは、幅広い領域にわたって蓄積された高度な技術力だ。たとえば、近年では低環境負荷のエネルギー源として水素が注目を集めているが、同社では水素の製造から輸送用船舶、貯蔵タンク、発電用の水素ガスタービンに至るまで、すべての分野を1社でカバーし、事業化に向け研究開発に取り組んでいる。

これほどの総合力を誇る企業は極めてまれだ。

 

と書かれているのである。

川崎重工業を紹介するのに一番最初の紹介に、『輸送機器・・・・』から始まって、『モーターサイクルやジェットスキー』という商品がトップバッターで紹介されているのは、二輪車OBとしては、森の石松 の心境になって、更にその次を読み進む気持ちになったのである。

この文章は、広告のコピーとして書かれているので、一般の方に解りやすいように、コピーライターの心配りがあちこちに見られるが、

ミッションステートメントが紹介されるのも、まさにコピーライターの文章である。

ただ、昔と違って川崎重工業もミッションステートメントを創り、世に発表出来るような、スマートな世界の発想に通じる企業になったことは事実である。

田崎、大橋と2代続いて海外経験のある社長さんが、世界に通じる発想を持ち込んで、かっての『重工業一辺倒』のイメージから脱却したのは事実である。

このミッションステートメンとを大橋さんが創られた時、直接メールを差し上げて、賛意を表明したのを、懐かしく思いだす。

日本ではこんなミッションステートメントよりも、もっと現実的な生産管理型の目標の方が納得、理解されやすいのである。

 

 さらに、

このプロジェクトを担当される高尾常務の言葉を引用してその内容の説明が続いているのだが、

その概略を抜粋すれば、こんな内容なのである。

 

その同社が、過去10数年にわたって重要課題として進めてきたのが、リスクマネジメントの取り組みである。

本社や全国の事業所のシステムに保存されている重要業務データの遠隔バックアップである。

事業継続性の確保はどの企業にとっても重要な課題だが、公共交通機関や社会基盤に関わる製品を数多く手がけるだけに、万一データが喪失してしまうようなことがあれば、社会的にも大きなインパクトが生じてしまう。

取り組みを進めるにあたっては、主要な生産拠点が集中する関西・東海地方から離れた場所にデータを保存することが課題となった。

 

要はデーターが災害により消滅するリスクマネージメントの具体的な展開、リスク分散対策なのである。

ここで白羽の矢が立ったのが、富士通が首都圏近郊に設置している最新データセンターだ。

堅牢なファシリティと業界屈指のセキュリティを誇る同センターは、重要な業務データの保管場所として最適である。しかも、神戸・明石エリアからは直線距離で400キロメートル以上、名古屋・岐阜エリアからも250キロメートル以上離れており、広域災害対策にも大きな効果が期待できる。

 

★今年は東日本大震災から、災害対策は全国共通の関心事となった。

この震災で川重は最も被害の少なかった企業の一つかも知れない。中部、関西に事業所が集中していたので、被害を受けなかったのだが、

今後、中部、関西での地震の予想などもあって、いろんな意味でその対策は急がれるのだろう。

 

その対策の一つなのであろうが、

時代が変わったなと思う。

かっては、『ものづくり一筋の重工業』だった。各事業部がそれぞれ独自の製品を独自の手法で生産する全くのタテ型事業の集まりであった。

このような全社をヨコ刺しにした、『ヨコ展開の仕組み対策』など、なかなか発想され難かった企業である。

 

この仕組み構築は、富士通にとっても非常にいい相手企業だと思う。川重1社ではあるが、7つのことなった事業のリスク対策でもある。

そんなソフト、ノウハウを一挙に得ることが出来るので、非常に効率的だと思う。

私自身は、非常に興味もあるし、関心も強い。

担当されている高尾常務とは、多分面識もないし、お話ししたこともない。

今度の相信会(OB会)でも、一度よくお聞きしてみたいと思っている。

 

ひょんなことから、川崎重工業と富士通に出会ったものである。

 

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