★ この本に関して、田崎さんのコメントの中に
古谷さん お孫さんたち、まさに「ミレニアル世代」ですね。ご紹介した本に述べられている通りの、新しい生き方です。我々も一世代早く生まれてしまいましたかね! 特に貴方は今からの生き方にピッタリです。
と言うくだりがあったのだが『ミレニアル世代』とはどんな人たちのことを言うのか、もう一つよく解らなかったのだが、この本の中ではこのように述べられている。
ミレニアル世代と言われる1980年代以降に生まれた世代は、終戦直後に生まれた世代とは仕事や人生に対するモチベーションが大きく異なると言われています。戦後から1970年代にかけては誰もが貧しい環境から高度経済成長を経験して裕福になりました。一方でミレニアル世代は比較的裕福になった後の世代なのでお金や出世みたいなものにモチベーションを感じ難い世代で『人生の意義を持つことが「価値」になった世代』です。
★ なるほどと思った。
私は昭和8年(1933)の戦前の生まれだが、85年生きてきて物心ついた小学生時代が人生の中で金銭的には『一番裕福な時代』を過ごしていて、小遣いもお年玉も貰ったりしたことはないのだが、家にはプールや、戦前だが自動車があったりした。小学生時代に伯父に連れられて花隈に遊んだりして、そんな大人たちの生活を見て、子供心に『お金はあまりないほうがいいな』と思うようになってしまったのである。
終戦になって引き揚げてきて、そんな生活からは一変したが、戦後の生活も『新しい生活』に思えて、『お金が欲しい』とも『裕福になりたい』とも思ったことは、ホントに不思議なほど一度もないのである。
会社での地位なども何となく上がっては行ったが、『何になりたい』と思ったことはなくて、振り返ってみると『与えられた職位』はその殆どがずっと上の会社のTOP から『こんな課題を担当せよ』と言う自分の意志ではなくて会社の意志の請負人みたいなことばかりやってきたような気がするのである。
そしてそんな会社の期待に100%以上で応えることで、自分の生き方に満足していたようなところがあって、その具体的な内容も自分で思うように解釈して、自分なりに周囲が期待する以上の『高い目標』を自分で建ててそれが『実現できた』ことに勝手に満足していたのだと思う。
会社で給料を貰っていたが『会社のために』などとはあまり思わなくて、給料分の効果は間違いなく会社にお返ししているので、むしろ二輪業界のためにと言う想いの方が強かったし、若い頃は未だ貧しかった販売店のために、終わりの頃は文字通り業界のためにと言う意識で動いていたように思うのである。
★そう言う意味では、年齢的には年寄りだが、人生の生き方としては間違いなく、田崎さんの言うミレニアル世代のような生き方をしてきたのである。
この本『お金 2.0』新しい経済ルールと生き方の中には『仕組み』に関することがいっぱいで、今後の世の中は『個人でも仕組みが創れる』そんな環境になったと書かれているのだが、まさにその通りで、現役時代から『仕組み創り』ばかりで40年過ごしてきていたのだが、いまの時代は、SNSのネット時代で、お金や組織などなくても個人のレベルで『仕組み創り』が出来るのである。
The Good Times というNPO法人を創ってもう10年にもなるのだが、これは全てネットベースだから全くお金が要らないように最初から仕組まれているのである。
ブログや、ツイッターなど、SNSの既存のシステムを上手くつなぎ合わせて全く新しいシステムに出来上がっているのである。
ホームページを創ってみても、普通はなかなか人は訪れてはくれないのだが、お蔭様で毎日何人かはちゃんと訪れて頂いて、延べ人数は11万人に近くなっているのである。
定年後70歳半ばにスタートした『仕組み創り』だが、最高に上手くできていて、会員さんも1万人も超えて入会金だけでも1000万円も入ってきているのだが、そのお金は集めて頂いた団体会員さんに活動支援金として渡しているので、NPO法人の預金通帳には10万円ぐらいしか残ってはいないのだが、ネットだけの仕組みだから通常経費は1円も発生しないので大丈夫なのである。
お金が『山分け』できないようにNPO法人化してるのも仕組みの一端なのである。
全て会員さんのために活動できる仕組みになっていて、例えば『会員さんのブログ』などは100件以上登録されていて、 こんな感じで会員さんが発信されると同時にここでもアップされているし、
http://npothegoodtimes.blogspot.jp/
このブログもアップすると直ぐそこに表示されるはずだからチェックされてみたらいい。
もし会員さんでご自身のブログを登録されたい方は、この下のフォームから登録されたらすぐ掲載されるようになるのである。
ツイッターでも、いろいろ情報発信していて、https://twitter.com/rfuruya1 フォロワーは今では61万人になっていることに自分で満足し、それが『生き甲斐』になっているのである。
そういう意味では、何もしなくても生活ぐらいはできるお金が頂ける『年金生活者』の環境は最高だし、生活の中のベースにSNSがあるので ブログ・ツイッター・Facebook・Instagramなどでいろんな人たちと繋がるし、最近では中国のアプリ TopBuzz なども試してみたり、年寄りではあるがまさに ミレニアル世代 と同じような生活スタイルになっている。
★ こんなに世の中変わっているのに、昨今の大企業でのいろんな問題や談合問題・財務官僚の体質などなど、全然変わっていないので、もう少しこの本『お金2.0』のような新しい経済のルールと生き方 に即した発想 になればいいのにと思ったりしているのである。