★世の中にはいろんな問題が起きる。
その度に、賛成・反対いろんな意見が出るが、特に『体質・構造問題解決はムツカシイ』
今、国会で問題になっている『森友学園問題』
この問題の本質的な問題は、安部さんや安倍夫人や、さらに言えば今拘留されている籠池夫妻の問題ではなくて、官僚組織とその官僚たちが持っている『体質・構造の問題』であるような気がするのだが、国会の論議を聞いていると、それに答える官僚トップたちは、『理屈にならない理屈』を並べて審議を切り抜けてしまうようである。
この話術のテクニックはある意味『プロの技』である。
、
この人の答弁は、『間違っていた』ことは明らかなのに
現在のトップは、まさに『答えになっていない答え方』で 国会審議を切り抜けてしまうのである。
この問題は、官僚たちが所謂 独特の『忖度』で、勝手に売買価格などをつけたのだと思うが、『籠池さんが一人悪者』になってしまった感がある。
この問題を取り上げたスタートは「朝日新聞」の筈だったが、こんな『朝日新聞の構造・体質』も、そのままで変わりそうにもないのである。
★昨今、毎日のように取り上げられている『日馬富士の暴力事件』
これだけ問題が大きくなって、貴乃花親方の対応などが取り上げられているのだが、その背景に相撲協会の構造・体質 と言うか 相撲界全体の構造・体質 があったことは間違いない事実のようである。
そこには 貴乃花の相撲協会との確執 があったことも事実なのだろう。
テレビの中の各番組が、上辺だけで流していくことの方が多い中で、昨日の『ひるおび』では、相撲界の体罰など今でもホンネの世界では殆どが認める風潮のある一種独特の世界なのだということも、認めた上での突っ込んだトークは、なかなか『見せた番組』だったように思うのである。
日馬富士は、自らの引退で、この騒動の幕を引こうとしたのだろうか?
それが『品格を重んじる横綱』の取るべき態度なのかも知れない。
番組の中で、
『その席には 白鵬・鶴竜も含めて3人の横綱がいた。なぜ最初の段階で、日馬富士を止めれなかったのか? 本気で止めたら止めれた筈で、若し止めていたら、こんな問題にはなっていない。そこに相撲界の体罰を認める何かが、横綱たちの中にもあったのではないか? そんな横綱たちを推薦をした 横綱審議会のメンバーたちも、一定の責任があるのではないか?』
と言う八代さんの発言には至極共感を覚えたのである。
横綱審議会のメンバーたちの エラそうな発言を聞いていて、『自分たちが慎重に選び推薦した品格ある横綱たちの起こした事件』だという自覚がないように聞こえたのである。
要は、相撲界と言う 旧い体質の『スポーツではナイ伝統の世界』が、何故か 公益法人として、文部省やスポーツ庁の傘下にいることの『難しさ』みたいなものがあるのかも知れない。
★午後行われた日馬富士の引退会見も見た。
運動部育ちの私は 日馬富士の言う『礼節の世界』を理解できるのだが、公益法人傘下の相撲界では、それを理由の体罰は認められない別世界なのである。
そんな『体質・構造のムツカシイ問題』をこの問題を契機に解決することができるのだろうか?
この問題に関係する文部省も、スポーツ庁も相撲協会も『旧い相撲界』には不向きな『ガバナンス』と言う解ったような解らぬ外来語で、この相撲界の改革をやろうとしているところに、何度も同じ問題が起きる本質があるのかも知れない。ホントにやる気ならもっと解りやすい日本語で確りと語るべきである。
この事件を『暴力事件』として警察に訴えた 貴乃花の振る舞いに 疑問を抱くようではこの解決はなかなかムツカシイし、被害者である『貴乃岩』のスムースな現役復帰もムツカシイのではなかろうか?
一般の人から見たら単純な『暴力事件』なので、貴乃花は相撲協会よりは、被害者の弟子の親として、それこそ相撲協会のガバナンスも含めて、先に警察に訴えたのだろう。
貴乃花が訴えたのは、日馬富士なのか? 本音は相撲協会なのか?
別に、大相撲の大ファンでもないのだが、どうなっていくのか今後の動向には大いに関心はあるのである。