★アメリカに来ている私のところに、元川崎重工の谷本哲哉さんが先日『琵琶湖の曼殊沙華』の写真を送って頂いてその一部をご紹介しましたが、その翌日も湖東にお出かけになったようで、
こんな文章とともに、綺麗な写真を送って頂きました。
私は、子供のころから特に『鯉』は好きなので、そんな写真の幾つかとともにご紹介をいたします。
『琵琶湖の湖西・高島町で曼珠沙華を撮った翌日、その疲労を蓄えたまま湖東の五個荘町の“商人祭″を撮りに出掛けました。日本写真連盟、朝日新聞主催の撮影会への参加でした。
五個荘には国の重要伝統的建造物群の保存地区があり、街は舟板塀や白壁を巡らせた豪農・豪商の元邸宅や、琵琶湖からの疏水に錦鯉が優雅に泳ぐ掘割などが調和しています
そんな街並みを明治、大正、昭和初期の服装でそぞろ歩きで祭りを楽しむ人たち。
琵琶湖畔に私が通うのに特別な訳があるわけではありません。
ある写真家に「終の棲家を移しても撮り尽くしたい」とまで言わしめた湖畔の牧歌的な風景と近江商人所縁の街の雰囲気のロマン・郷愁が撮影意欲をそそられるだけなのです。・・・・・・
快い疲労を覚えながら夕陽を黄金色に反射させる湖面を車窓に眺めながら帰途についた。』
アメリカでは、観られない『日本独特の綺麗な風情』です。